ウチの恋人は変わっている。


 違うファミリーだったのに飴をいっばいくれたり、マシュマロをいっばい食べたり・・・。


 変わっている。



【Marshmallow】



「スパナ!これ、新作味のパイナップル味の飴だけど、食べる?」


 ミルフィオーレのボス、白蘭の言葉でウチは頷く。白蘭は嬉しそうに、これ、珍しいでしょ♪レオ君に似てるなーと思って買ってきちゃった。でも、レオ君が好きなのはチョコなんだけどね、と言う。


「まぁ僕はマシュマロが好きだけどね。」

「・・・ウチは飴が好き。」


 ウチはそう言いながら白蘭が買ってきてくれた飴を舐める。パイナップル味♪

 白蘭は笑顔のまま舐めてる飴を抜き取った。何で?と思った時、ウチの口に無理矢理何かを入れる。柔らかくてふわふわしている。


「マシュマロも美味しいよ。」

「あ、ウチの飴。」


 白蘭は満足そうにウチから抜き取った飴を口に含む。ウチはマシュマロを食べながら次の飴の袋を開ける。でも、その手首を握られる。


「美味しかった?」

「んー嫌いじゃない。」

「ふーん。僕ね、マシュマロも正ちゃんもレオ君も大好きだよ。」

「・・・。」

「でも。」


 白蘭は急に止め、ウチにキスをする。触れるだけのキス。離れたらすぐに口を拭う。白蘭はそれが嫌いらしいけど、これはウチの癖。癖だと言ったら今度は、可愛い、と言って来た。どっちなんだろう?

 白蘭はその腕をも取り除きウチの顔をマチマチと見る。腕は取り除く日と取り除かない日がある。取り除く日は、機嫌が悪い日。


「可愛い可愛いスパナは一番大好き。マシュマロよりも。正ちゃんよりも。レオ君よりも。」


 そう呟きながら唇に白蘭の指が触れる。そこから無理矢理口を抉じ開け、口内に指を突っ込む。


「そんな可愛いスパナに、意地悪したくなっちゃった。」


 テンション高く言うと、白蘭の指でウチの舌を掻き混ぜるように動かす。


「ふっ、んん。ん、は、ぁ、」

「ははっ、スパナは可愛いね。」


 笑ってない。


 声も。


 目も。


 顔がどんだけ笑っても白蘭は笑ってない。端から笑ってなかった。それに気付くまでウチは鈍感すぎて遅れる。

 白蘭は指を抜く。ウチは腕で拭いたかったが、拭ったら、まだ指を入れられる。拭わないウチに満足したのか、今日初めて笑った。


「ふふっ、スパナは偉いね。」


 そう言うとウチの頭を撫で撫でする。撫で撫でしながらウチの耳元に近づく。


「僕色に染まらせたい。だから、マシュマロも食べれるように、ね。」


 そう言うと、まだウチの口の中にマシュマロを突っ込んだ。



 変わった人だ。毎回思う。


 機嫌が悪いと思ったら、機嫌が良くなる。


 やっぱし、マシュマロが好きだし・・・。


 マシュマロをウチに勧めるし・・・。



「やっぱし変わってるよねー。」

「・・・いや、それ、変わってるとかとは違うと思うよ。それ、ただの変人だよ。」




「それでもウチの恋人!飴とモスカの製作資金を貰えれば大丈夫。」

「本当にそれで良いの?!」


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@言い訳@
 それで良いのです(ド殴)スパナさんなら、飴とモスカ弄りの資金があるだけで幸せそう^q^後、この話はマシュマロの背景画像が使いたいから書いただけだったり・・・(殴)
 では色々とスイマセン。失礼します。平成20年8月11日


背景画像提供者:Abundant Shine 裕様