【Eye Lotion】


 此処はスパナの居る作業所。

 スパナは居るが様子が可笑しかった。ずっと目を擦って・・・。


「どうしたんだ?スパナ。」

「・・・目が痛くて。」


 スパナはそう言うとまだ目を擦る。俺はスパナの擦る手を掴む。

そしてスパナの目を覗き込んだ。左目が赤くなっていた。


「赤くなってるな・・・。」

「痛い。開けられない。」

「・・・目薬をさすか?」

「それは嫌!」


【Eye Lotion】


 スパナはまだ目が痛いのか目を擦る。擦れば擦るほど痛いはずなのにな。


「目薬をした方が楽になると思うけどな。」

「痛くなる。」

「目に栄養が届いてるんだよ。」

「でも、すぐに涙を流すから出て行く。」

「瞬時に染み込むんだ。」

「染み込むから痛い!」

「目薬だからな。」


 あー言えばこう言う。最初はスパナの一言一言に詰まってしまったが、今ではお蔭様でスラスラ反論が言える様になった。

 俺は目薬を手に持ち、スパナに近づくが、スパナは後ろに下がる。たが、すぐに壁にぶち当たる。


「嫌だ!お願いだから、許して!」

「許すも何も、しなきゃ苦しいのはスパナの方だと思うが?」


 俺は笑みを浮ばせながらそう言うとスパナの手を引き、俺の膝に導く。

 スパナは腕で目を隠すが、俺が両手を片手で押さえる。


「抵抗しなければすぐに終る。」

「いや。痛いでしょ?痛いの嫌!」

「そうやって、(目の疲れを)溜めていたら体に悪い。」

「うーもう分った。だから手・・・離して。」

 俺はその言葉聞き、手を離す。


「じゃぁ、(目を)開いて。」

「ん。」


 スパナは俺の言葉を聞き目を開ける。たが、その目は半開き以下。全然目が開いてない。

 俺は溜息を吐きながらスパナの左目を指で無理矢理開ける。


「痛い!いたたっ。」

「我慢しろ。(目を)開かないと入れられねぇんだよ。」


 俺はそう言うともう片手で目薬を持つ。スパナはそれに体をピクつく。


「入れるぞ。」

「ん、」



ポタンッ


「ああ、痛い、痛い!!ああ、」

「っ。暴れるな。痛い。」


 スパナは俺の膝の上で悶えるが、すぐに収まる。目がすげー潤んでる。可愛い・・・。


「痛くないだろ?」

「すごい、痛い。」

「毎日やってれば慣れる。」

「・・・慣れじゃ駄目じゃない?」


 確かに、ほどんとが目を覚ますようにさしてるからな。俺はスパナを抱き寄せる。


「まぁ、そうだな。それより、入れられたじゃないか。やれば出来る奴だな。」

「ん。ウチを子供扱いしないで。」

「もう一回やろうか?」

「絶対に嫌!」



             ――――ガチャッ



「そこまでだ。」


 入ってきたのは枯葉色の髪色を持つ、入江正一。

 俺とスパナは正一を見て首を傾げる。


「γ!恋人同士でもレイプは犯罪だ!分かっているだろ?!」

「は?レイプ?!」


 俺は意味が分らず、叫んでしまった。

レイプってあれだよな?無理矢理犯す事だよね?何でそうなる!!俺はただ目薬をさしただけだ!てか、入ってきていきなり、何故その話になっている?


「違う!レイプなどしていない!」

「じゃぁ、さっきの会話は何だ?さっきのスパナの嬌声はなんだ!」

「正一違うよ!それはレイプじゃなくでリプレーだよ!あるいは―――」

「ちょっとスパナは話しに入らないでよ!」


 思いきり話しに入ってないしな。スパナの場合、レイプ、と言う言葉を知らないのだろう。まぁ、一生知らなくて良い単語だけどな。

 それでも、俺はレイプをしない!機嫌が悪い時は分らないが・・・それでも、しないつもりだ!


「あれは目薬をさしていただけだ!」

「目薬であんな会話が生まれるか!」

「生まれちゃったから仕方ないだろ!」

「納得行くかっ!!」

「しろっ!」


 確かに、言葉はかなり短縮されていた。しかもスパナは嫌がっていたから余計にそう聞こえたのだろう。

 正一は溜息を吐く。


「それでも、嫌がる相手に目薬をさすか?強要罪だ。」

「俺等はマフィアの時点で犯罪者だろ?」

「・・・今更と言う事か。」


 正一はまだ溜息を吐く。そして俺とスパナに近づく。そしてスパナに袋を置く。スパナは中身を見てパーと明るくなる。


「新しく出た茶葉だ。それじゃぁな。」


 そう言うと入口に向かう正一。なんやかんや言って、良い奴なんだなー。

 正一は入口を出る前に止まる。そして振り向き、俺等を見る。


「くれぐれもレイプはするなよ。」

「するかよ!」


 正一はそれだけ言うと出て行く。前言撤回。スパナの知り合いにまともな奴はいねぇな。・・・優秀だけど。

 スパナは立ちあがる。


「それじゃぁ、茶飲んでいきなよ!」

「あぁ。・・・そう言えば目は?」

「ん?あぁ、治った!」

「そりゃぁ良かった。目薬さまさまだな。」

「えーもう、目薬嫌だ!!」

「お前は餓鬼か!」


 そういやー俺も、反論が出来るようになったが、言葉足らずになってきたが・・・。スパナの影響だろうか?


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@言い訳@
 誤解編・・・。本当にスイマセン!おまけもあったけど、暴走しすぎたので載せませんorz(ド殴)スパナさんは目薬嫌いそう。私も目が痛くなりました。目薬さす前に治る。凄い!目薬!(ド殴)
 色々とスイマセン。失礼します。平成20年8月15日


背景画像提供者:MECHANICAL
 asagi様