「毎回毎回、変な薬を作ってんじゃねぇぞ!」
黒の教団のある廊下。男性の声が響き渡った。白い服を着ている者、探索隊の男性だ。探索隊の頭の上には髪の色と同じ猫耳が生えていた。
そう。まだコムイが風呂に変な薬を入れたのだ。怒鳴られている泥色の髪を持つマービンも猫耳がついている。その隣でジョニーがビクビクとマービンの腕を掴む。
「コムイ室長には班長が言ってるから大丈夫。」
「あぁ?それをどんだけ聞いたと思っている!」
「確かに。」
「確かにじゃねぇ!」
探索隊はマービンの胸倉を掴む。勿論、見て通りマービンも被害者だ。マービンは掴む手の上に手を置く。
「俺に言われても困るな。俺は被害者だ。」
「被害者だか何だか知らねぇな。俺はこの姿で任務に行ったんだよ。凄い笑われたんだよ。」
「お気の毒に。」
「まさか、その一言で終わすつもりじゃねぇだろうな?あぁ?」
「それじゃぁ、科学班VS探索隊の勝負をする?」
「そうだ。それを―――「ってえ?」」
最後はマービンと合わせ、声のする方を見る。そこには漆黒の髪に瞳を持つ男性、コムイ・リーが笑みを浮かべながら立っていた。探索隊の男性はマービンの胸倉を掴んでる手を離す。
「し、室長!それは・・・」
「良いんじゃない。探索隊の人は科学班に日々恨んでるようだしさ。」
「貴方のせいでね。」
「だからさ、勝負をしよう!負けたら勝った人の言う事を聞く、って言う感じてさ♪」
そしてその勝負は後に現実のものとなってしまった。
【Victory or Defeat】
そして始まった。
此処は黒の教団の食堂。ある机二つを人々が囲む。その二つの机にそれぞれ科学班と探索隊に分かれ、四人ずつ座っている。
その二つの机の間、漆黒の髪に瞳を持つコムイ・リーがマイクを持ち、立っていた。
「はい!始まりました!科学班VS探索隊!!盛り上がってるかい?」
「「〜「「イエーイ!」」〜」」
周りは一体化をし、魂から叫ぶ。それを聞いてコムイは何度も頷く。そしてマイクを握りなおす。
「それでは科学班VS探索隊の勝負のルール説明をします!」
「その前に室長、小指立ってますよ。後、何で俺が出るんスか?」
「リーバー君が居れば、盛り上がるんだよw」
「そんなもんスか?」
「そんなモノだよw」
取り合えずリーバーを苦しめさせればそれで小説は完成(殴)じゃなくで、やはり科学班の班長であるリーバー・ウェンハムも参加しないと盛り上がらない!と言う事で参加をしているのだ。
リーバーは毎度の事の為、溜息を吐き、コムイを見つめる。コムイは楽しそうにルールを説明する。
ルールは簡単。早食い!これから出される巨大ケーキを早く食べ終わった班の勝ち!食べるのは各代表者の4名。負けた班には言う事を聞いてもらいます。
「それじゃぁ、始め!」
そう言うと両班の机の上に塔のように大きいケーキが表れた。
「室長。」
「何かな?リーバー君vV」
「これを食べろ、と?」
「イエス!」
「アンタは俺らの胃袋を破裂させる気ですか!」
リーバーは机をバンと叩くが、ケーキが揺れた。それにピックリし、慌ててケーキを押さえつける。崩れず止まった。
その様子を見ていた探索隊は生クリームを口の周りにくっ付けながら笑う。
「ははっ、まだ食べてないぞ!こりゃぁ、優勝確定だな!」
「なっ!」
「インテリをナめるなよ!!」
そう言うと科学班班員はケーキに手をかける。
「フフッ、科学班班員にも勝てるようにしたから。後は気付くかどうかだけ。」
コムイは笑いながら実況を始める。
数分後
「インテリが勝てる訳ないよなー。」
「はんちょー諦めちゃ駄目ですよ・・・。」
「腹痛ェー。」
科学班は三人椅子の背もたれに背を預けていた。ケーキは半分以上も残っている。探索隊も手は止まっているが、半分だ。科学班が負けているのだ。
ボーとリーバーは食べる探索隊を見つめる。
「そう言えば、各代表者しか食べられないんだよな?」
「そうスね。」
「逆に考えれば、各代表者しか食べれないんだよな?」
「だから何スか?」
「でも各ケーキを各代表者が食べろ、とは言ってないよね?」
リーバーの一言にマービンは目を見開き、リーバーを見つめる。そして理解したマービン苦笑いを浮かべた。
「でも、そんな事ないでしょ。さすがにそんなメチャクチャなルール・・・。」
「でも、あの室長だし。」
「あーあの室長ね・・・。」
そしてリーバーとマービンは顔を見会わせ、ほぼ当時に探索隊を見る。そしてその目は不気味に光っていた。
その同時期、探索隊側も呻いていた。
「あー。もう、食えねぇー。」
「え?これって、食べ終わるまで続くの?」
「まっさかー。こっちもそうだが、班長が居るんだ。そう時間はかけられないさ。量的にはこっちが勝ってる。」
「なるほど―――ぐっぁぁぁっ!!!」
「?!!」
悲鳴がした方を見れば、探索隊の男性一人がマービンにより押さえつけられ、無理矢理口を開かされた。そしてその口にリーバーがケーキを突っ込んでいる。
「何をしている!!」
「見ての通り、ケーキを食べさせているんです。俺らの。」
「そんな事許されると思ってるのか?!」
リーバーは中指についたクリームを舐めながらコムイを見る。コムイはニヤニヤ笑みを浮ばせていた。
「各代表者が食べるとは言ったけど、各ケーキを各代表者が食べろとは言ってないですよね?」
「さすがリーバー君!その通りだよ。」
そう言うとリーバーとコムイは親指をピシッ立てる。
聞いていた探索隊の班長はケーキが乗った皿を持ち、リーバーの顔に当てた。リーバーから皿とケーキが落ちる。
「だったら、お前にいっばい食わせてやるよ!若僧が!!」
リーバーは顔に付いてるケーキを拭い取る。そして壊れたかのように、クククッ、と不気味な笑い声を漏らす。そしてその笑い声は高笑いへと変える。
「あははっ、お前こそ、内臓の全てをケーキにしてやるよ!」
「ひー班長がスイッチ入った!!」
「あー。まぁ、今は良いけど。」
そして、その後はケーキの投げつけやら無理矢理食わせたりやらをしていた。それはもう、グダグダ、としか言えない状況だった。
「優勝!探索隊!!」
「あははっ!やったぞ!あ、痛い、痛いです!」
生クリームだらけになった食堂に立っていたのはもはやリーバーしか居なかった。皆生クリームだからけで、ほどんと窒息で気絶していた。
リーバーも体中生クリームまみれで、その両手には形になってないケーキが乗った皿を持って、探索隊班長の顔を片足で踏みつけていた。
リーバーは優勝した事に喜ぶ探索隊班長の顔から足を退ける。それに安堵した探索隊班長。しかしリーバーはすぐに手に持っていた皿のケーキをぶつける。
リーバーは笑みを浮かべたが、探索隊班長がリーバーの足を掴み、引っ張った。リーバーはパランスを崩し、倒れる。そのまま気絶をする。
軽傷8名。腹壊し4名。食中毒2名。
「それでは、探索隊の望みは?」
「「「「もう、変な薬と企画を作るな。」」」」
それは科学班も同じ。元はと言えば、室長であるコムイ・リーが変な薬を作ったり企画をするから科学班に変な目が向けられるのだ。科学はちゃんと失敗した薬は廃墟している・・・つもりだ。
コムイはそんな切なる思いに気付く訳が無く・・・。
「あははっ、そんな、僕に言ってもね〜。僕は敗者じゃないしね♪」
「アンタは、科学班室長、でしょ!!」
「えーそうだっけ!」
「クーデターを起こしますよ!!」
「え、ええ?!」
それからコムイは一ヶ月ほど実験を禁止されたと言う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
@言い訳@リクエスト内容⇒『科学班VS探索隊』
本当にスイマセン><本当にグダグダですね!結構バイ投げとか好きです!(ド殴)そして密かに生クリーム塗れのリーバー班長を考えれば☆(殴:許されるか!!)ちなみに、科学班の後二人はジョニーとタップですーwー(殴)
気に入らなかったら申しててくださいm(_ _)m
色々とスイマセン。失礼します。平成20年8月25日
背景画像提供者: