※やっぱし現代パラレルです。でも、そんなに現代パラレルとは関係ないと言うか・・・カラオケがある時代と言う事で(ド殴)



 日々ストレスを感じる科学班。そんな科学班に室長が密かに作っていたモノがあった。


「じゃーんwカラオケ☆これで歌ってストレス発散!」

「んなの、町に出ればいっぱいあります。てか、そんな理由で仕事をサボらんでください。アンタがサボっているからストレスが溜まるんですよ。」

「リーバー君。この頃突っ込みがくどいよ。」

「うるさい!」


 リーバーはそう言うと両手で抱えていた書類を机の上にドスと置く。コムイはその書類の量に眉間に皺を寄せる。


「でも、教団内には無いでしょ?」

「あったら上に怒られます。」

「やっぱし皆でわいわいやりたいじゃん。」

「そう言って・・・逃げたいだけでしょ?」

「リーバー君疑いすぎだよ。」


 それはアンタが仕事から逃げたり、変な薬を作ったりするからですよ、とリーバーは言いたかったが、飲み込む。毎回の事だ。言っても、取り上げても、それ以上の事をする。そっちの方が面倒だ。


「リーバー君は実は好きなんじゃないの?」

「好きも何も、行った事ないですよ。カラオケなんで。」

「え?えええ?!何で!駄目だよ!こう言うのは若い内なんだからさ!」

「アンタも若者の一人だと思いますよ。」

「わーい嬉しいwって当たり前だよ!僕は休みの日は町に降りてリナリーと歌ってるんだからね!」


 だからカラオケを教団内に作りたいのだろう。リナリーと時間が空いた時に行ける様に、と。


「どうせならカラオケ大会をしようよ!」

「カラオケは少人数でやるもんでしょ?」

「じゃぁ、少人数でやれば良いじゃん。」


 リーバーはその言葉に溜息を吐く。この人は、どんだけ人を実験体をすれば良いんだ。まぁ今回は真面目に作ったらしいから危害はないだろうけど。たが、此処で了承すれば図に乗るだろう。

 それでも、徹夜4日目。リーバーはもうストレスが溜まりに溜まっているのだ。反論する気力も無く、受けることにした。


【Taped orchetra accompaniment】



 そしてリーバーはコムイが作ったカラオケボックスがある個室に居る。メンバーはリーバーにマービンにロブにジョニーにタップ。


「それじゃぁ、班長は初めてと言う事で最後で。俺、ロブ、タップ、ジョニー、班長で良いですよね?」

「・・・構わない。てか、俺は歌わなくて良いのでは?」

「駄目スよ!盛り上がりましょうよw」


 リーバーは異様なるテンションの高さの科学班班員に引く。カラオケと言うモノはこんなにテンションが上がるモノなのだろうか?

 リーバーのイメージではミラーボールをキラキラ光らせ、周りはタンバリンを鳴らしていると思っていた。どうやら違うらしい。

 マービンはマイクを握る。テレビから動画に載って題名と歌手名などが出る。リーバーはあまりの性能の細かさに、おー、と呟いてしまった。

 そしてマービンは歌い出す。


「裂けた、胸の肉にー溢れ、ながらの、天ぷら粉ー」

「ちょっと待て。」

「何スか。」


 マービンは不機嫌に言う。しかし、止められたの当たり前だ。明らかに動画にある文字と歌ってる歌詞が違うのだ。これ、犯罪レベルだろ!と言うほどに・・・。

 それに気付いたマービンは右手を縦に振る。


「嫌だなー。これは替え歌ですよ。替え歌w」

「何で冒頭から替え歌なんだよ!」

「歌詞知らないしw」

「じゃぁ歌うな!」


 マービンはリズムが合っていて上手いが・・・歌詞が・・・。明らかに犯罪だろう。マービンは苦笑いをしながらロブにマイクを渡す。

 そして明るいメロディーが流れる。嫌な空気が晴れそうだ、皆がそう思っていた。


「にゃんにゃんにゃん。私は猫よ〜♪好きなーのーはーご主人様の膝の上よ〜。」

「班長、否定しちゃ駄目です。ロブは真剣です。」


 班長はマービンの一言にやりせない気持ちが溢れる。そして左手を額にくっ付け、下を向く。

 明らかに選択肢を間違えてる。良い歳こいた人間が、この曲って!しかも精一杯に高い声を出して・・・。リーバーは鳥肌が立つ。猫好きも此処まで来ると変態だ、とリーバーは密かに思った。


「にゃにゃーん!」


 そしてロブは歌い切る。別の画像が現る。それに数字が並び、『60点』と大文字で書かれていた。


「点数が出るのか?」

「そうですよ。俺は平均80点は行きますけど。まぁ、ロブは男性ですから。」

「それにしじゃぁ、ロブのあの点数、高くないか?」

「そりゃぁ、毎回歌ってますからね。何度も。」


 マービンは何処か遠くを見つめる。ロブはそんなマービンに気付かずタップにマイクを渡す。

 そして聞いた事のある曲が流れる。リーバーは、まさか、と思ったが、思わないようにした。だが、現実は残酷だった。


「Freude,schonerGotterfunken,TochterausElysium!」

「おいおい、これって・・・。」

「交響曲第九番、俗に言う第九でしょうね。」


 そう。タップは何と第九を歌っていたのだ。しかもプロ並みとは言わないが、上手い。


「でもこれって・・・70分はあるのでは?」

「大丈夫です。17分で終ります。さすがにそこまで室長は鬼畜じゃないです。」

「それでも、17分・・・。」


 それからもタップの声は響いたそうな・・・。



 そいて歌い終わり、眠っていたジョニーを起こしマイクを渡す。


「ジョニー。普通の曲だぞ。」

「あ、スイマセン。女性の曲を・・・。」


 それを聞いてリーバーは溜息を吐く。まぁ、あのにゃんにゃんの歌ではないだろう。

 そして明るい曲が流れる。


「マジなのよ、この気持ち♪でも貴方なんで大ッ嫌いなの♪笑って♪笑って♪笑う姿に私は、Ah、Ahー♪そんなんじゃないから〜♪」


 リーバーの心の中で雷が鳴った。そして頭の中にクルクルと色々な考えが回った。

 いや、上手すぎるだろ!ツンデレだ!何故にツンデレの曲を!?違和感がねぇー。違和感がなさ過ぎて、逆にムカつく!!

 兎に角違和感のないジョニーが凄いのだと思った、リーバーだった。


 そしてジョニーは歌い終わり、リーバーに渡す。リーバーはマイクを受け取った。


「あれ?班長、曲入れてないじゃないですか。」

「あー;歌なんで知らないからな。」

「じゃぁ一緒に歌いましょうよ!俺、何やかんや言って、全然歌ってないし。」


 そう言うと嬉しそうに曲を選択するマービン。確かに初めてのリーバーにとって、一人よりも二人の方が楽だろう。

 そして動画が流れる。


「じゃぁ俺が女性役を歌いますよ。」

「男女か・・・分った。」


 そして歌詞が出る。


「Ah,Ahー♪私は見たのよ〜♪」

「何を見たのかい〜♪」

「貴方の〜う、わ、き、現場よー♪Ah,Ahー♪」

「僕は浮気などしてないよ、マイハニィー♪」

「まだそんな嘘をー♪それじゃ、この髪は何なのYo♪Ah,Ahー♪」

「そ、そそそ、それはー♪」

「浮気ねー♪Ah,Ahー♪」

「ごめんな、今度一億六千二百万五円の指をあげる―――って、何だよこの曲は!!」


 そのままリーバーはマイクを叩きつける。マービンは口を尖がらせる。


「三度目の浮気って曲ですよー。」

「知るか!この曲は不愉快すぎるだろ!Ah,Ahーって言えば歌成立か?!それなら、一億六千二百万五円と言うリアルな金額入れて良いと!てか、その五円は何処から出た!」

「もうー。そんな、本当に起きた事だからって、そんなにムキになってー。」

「本当の事じゃねぇ!!」


 その後リーバーは余計にストレスを溜め、帰っていた。


 そして後に教団内にカラオケが出来、大評判をした、が、上の者に見つかり禁止になったのは言うまでもない。


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@言い訳@リクエスト内容⇒『科学班のカラオケ大会』

 本当にスイマセン><最初の替え歌は多分分かると思います。後は創造(ド殴)パラレル意味が無いー。あれですから、カラオケがあるハイテクな19世紀と言うパラレルです!(ド殴)ロブファンの方スイマセンorz
 気に入らなかったら申しててください。
 色々とスイマセン。失礼します。平成20年8月26日


背景画像提供者:Abundant Shine 裕様