此処は科学班フロア。今日も徹夜をし続ける科学者たちが計算式や書類製作などをしている。

 そこに入ってきたのは、元科学者のクロス・マリアン元帥。クロス元帥は歩きながら、科学班班長、リーバー・ウェンハムの席に向かう。

 リーバーはガリガリと作業をしていた。クロス元帥に気付いたのか、手を止めるが、すぐに作業に戻る。


「今日も仕事か?」

「そうです。あんたも仕事してくださいよ。」

「残念だったな。仕事、と言う単語だけでも嫌いなんでね。」

「クロス元帥、俺は今4日くらい徹夜続きで、危険なんですよ。」

「誰もお前の状態など聞いてない。」


 クロス元帥とリーバーの会話を聞きながら科学班班員はピクピクしながら聞く。さっきもリーバーは言ったが・・・徹夜4日目だ。しかも、ほどんと仮眠を取らず、食事も軽食。そんな状態のリーバーがいつスイッチが押されるか・・・。

 そんな予想が的中する。


 ドンッ


 リーバーは机を勢い良く叩きながら立ち上がる。そしてクロス元帥を睨む。その顔には影出来てあり、誰もがピクついてしまいそうなオーラーがある。

 だが、あのクロス元帥だ。こんなリーバーを見ても何も変わらない表情をする。


「確かお前はドSと言われてるらしいな。」

「そうらしいですね。」

「この教団にドSは二人も要らない。だから今日は、お前をドMにしに来た。」


 そう言うとクロス元帥は笑みを浮かべながら、クククッ、と喉を鳴らす。リーバーも笑みを浮かべながらクロス元帥同様喉を鳴らした。

 それはいつしか、嘲笑うような、高笑いへと変わっていた。



【Sadist Confrontatiln】



 その二人を止めたのはキャラメル色の髪を持つ、マービン・ハスキンだった。


「取り合えず、此処でやっても良いけど、R18禁ネタは止めてくださいよ。」

「マービン全然止めてない!」

「大丈夫だ。この似非(えせ)ドSはともかく、俺はんな事をしなくでも、勝てる。」

「似非ドSとは俺のことですか?俺をなめないで頂きたい。」


 クロス元帥とリーバーは華やかな笑みを見せる。だが、二人の間には見えない火花が激しく散っている。


「取り合えず、10分ずつで交代し合いましょ。最初は班長から。」


 そう言うとマービンはその場から離れる。巻き込まれたくない、だろう。ドSは狂った人・・・つまりは暴力で快感を得るのと似てる。クロス元帥はその類だろう。

 リーバーは多少は違うとは言え・・・本当に機嫌が悪かったらそっちにいく。ただ、暴力に手を出す時はドM相手か、我を忘れるほどの怒りを感じた時だけだ。

 リーバーは笑みを浮かべながらクロス元帥を押し倒す。そして何処から出したのか、ローブを取り出し手際よく縛り付ける。


「クロス元帥、どんなのがお望みですか?」

「お前のMな表情、だな。」

「残念ですけど、なりませんよ。」


 リーバーはそう言うと、縄を引っ張り強く締める。そうした後、クロス元帥の首筋に噛み付ける。リーバーの口端から紅い液体が流れる。リーバーは離れると、紅い液体を舌で舐める。


「新鮮ですね。」

「お前に血の新鮮かどうか何で、分る訳ないだろう?」


 リーバーはニッコリと笑みを浮かべながら、クロス元帥の膝に勢い良く踏みつけ、かかとでタバコを消すように動かす。


「ワンバターンだな。本当にドSか?」


 クロス元帥はまだ余裕な笑みを浮かべる。普通な激痛が走るだろうが、AKUMAとの戦いで痛みに慣れたクロス元帥には聞かないらしい。

 リーバーはムスッとするが、時間が来てしまった。


「はい、終了。次はクロス元帥で。」


 それを聞いてクロス元帥は誰の手も借りず、縄を解く。そんなクロス元帥を見て科学班班員は、魔王だ、と思った。


「それじゃぁ、始め。」


 マービンがそう言うと同時にクロス元帥はリーバーを押し倒した。そしてリーバーが状況確認をする前に、大人のキスをする。クロス元帥の巧みなキスでリーバーは嬌声を漏らしてしまう。

 そして約20秒間のキスを終らせ、離す、とリーバーは酸素を求め、肩で息を吸った。クロス元帥は笑みを浮かべながら、リーバーの開かれている口に指を突っ込み、クロス元帥の紅い液体を舐め取った舌を掴み、出される。


「今度は、これを味わってみろよ。」


 そう言うともう片方の手で加えていたタバコを取り、そのタバコをリーバーの舌に向かう。リーバーは阻止をしようとクロス元帥の腕を掴むが、さっきのキスで上手く力が入らない。


「んなに欲しいなら、くれてやる。」

「ん、んんんっ!!」


 クロス元帥はリーバーの舌にタバコを押し付ける。ジュジュッと言う焼ける音がした。そしてタバコを押し付けながらグリグリと動かす。リーバーは痛みに、目を深く瞑る。その目端から涙が流れる。

 タバコの火はリーバーの唾液と湿気ですぐに消える。クロス元帥は笑みを浮かべたまま、舌から手を離し、タバコも、地面に放り投げる。

そしてクロス元帥はリーバーの顔をジーと見つめる。舌はしまっているが、口は開き、息を吸う。顔は異様なる冷や汗と涙と唾液で汚れている。クロス元帥はそんなリーバーを見て眉間にしわを寄せる。


「汚ねぇな。」


 そう言うとリーバーの両足を軽々と持ち上げ、腰浮ばせ、体を二つに折りたたむようにする。そして露になる尻部分を見つめる。


「お仕置きしないとな。」


 そう言うと勢い良く足でリーバーの尻を蹴る。


「ひっ、いや、痛い!クロス元帥、痛い!」


 たが、リーバーがどんなに叫んでもクロス元帥には届く訳が無い。クロス元帥は何度も蹴る。


「ほらほら、お前の部下がお前の失態を見てるぞ。」

「っ!!」


 その一言で周りの視線に気付き、羞恥心が生まれ、顔を紅く染めるが、痛みで体が上手く動けない。クロス元帥から目を逸らす為に顔を横に向けるが、クロス元帥はそれが許さないと言うかのように、両頬をプニッと掴み、前を無理矢理向かせる。


「良い顔をしてるな。」


「もうそろそろ終了でお願いします。」


 マービンはいつのまにかクロス元帥の後ろに居て、そう言う。クロス元帥はチッと舌打ちをしながらリーバーから離れる。


「お前は綺麗なN型だな。SでもMでも行けそうだな。」

「んー俺は見てるのは好きですが、実際に入るのはご勘弁で。」


 マービンがそう言うとクロス元帥は興味がなさそうに、フーン、と呟く。そしてぐだっりとするリーバーの頭を少し浮かせ、優しく唇にキスをする。触れるだけで、すぐに離れた。


「まだ今度、遊ぼうな。」


 綺麗な笑みを浮かべながらそう呟くと、科学班フロアを優雅に去っていく。


「・・・班長、大丈夫ですか?」

「・・・平気に見えるか?もう、嫌だ・・・クロス元帥のドS・・・。」

「班長も充分ドSですよ。で、あの方が加虐性淫乱症です。」


 マービンはそう言うとクロス元帥が出た科学班フロア出入り口を見つめる。


「あーあ。なんかお前等を見ているとムカつくなー。」

「等って何?クロス元帥限定だろう。」


 リーバーはフラつきながら立ち上がると科学班フロア出入り口を睨み付ける。


「あーイラつく・・・ほら、仕事に戻るぞ。」


 そう言うとリーバーは自分の席に戻る。マービンはまだ溜息を吐く。


(本当にお前等二人を見てると、手出ししたくなる。まぁ、したらクロス元帥に殺されるだろうけど。)


 そう思いながらマービンは自分の席に戻った。


 勝者、クロス元帥。


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@良い訳@リクエスト内容⇒『クロリバ風味でサディストVSサディスト』

 遅れてスイマセン><一応クロス→←リバですw(殴)クロス元帥は、ドSからSにさせようとしてるだけです。あれです。ドM相手ようりもある程度S気がある方が苛めるのが楽しいって言うアレですよw奥さんw(ド殴:誰だ!)
 気に入らなかったら申しててください。
 色々とスイマセン。失礼します。平成20年10月5日


背景画像提供者:短生種の戯言 マスタァ様