可愛い。
コイツは天然垂らして・・・体も細くて・・・。
でも、性格は時に怖いほど恐ろしい・・・特にモスカ関係とか。
でも、やっぱし・・・スパナは可愛い!
【Avvenente】
此処はスパナの研究室。俺とスパナは研究室に備わっている―てか、スパナの体調管理を心配して正一と俺が無理矢理作った―部屋に居る。スパナは楽しげに祭りで掬った金魚にえさをよる。金魚はすぐにえさに食いつく。一体どれくらい放置していたのだろうか?
それと、見ていて虚しい・・・。スパナが興味を持ってるのはモスカと日本文化と飴と金魚くらいだ。何で言うか・・・悲しすぎる。二十代の男性が、こんな暗い事に興味を持って・・・。
「なぁ、スパナ・・・コッチ来いよ。今は俺だけを見てろって。」
「γは赤猿を見るべきだ。こんなに丸まる太って・・・紅いよ?」
「・・・掬った時よりも痩せて見えるのは俺だけか?」
「んーダイエットしたのかな?」
「な訳ないだろ。」
俺は溜息を吐きながら立ち上がり、台所に向かう。茶葉を急須(きゅうす)に淹れ、その上からポットのお湯を注ぐ。此処から一分は待つ。
その時緑茶に気付いたのかスパナが近づく。
「緑茶?」
「おう。今日違う種類を買ってやったから。」
「おおっ、γ太腹。」
「太腹ねー。まぁ、たまには良いかなーと思ってな。」
スパナが毎回金欠である様に俺もそれなりに少ない・・・否、俺の場合は酒で消えてるだけなんだけどな・・・。
俺はカップ二つに茶を注ぐ。俺はその内一つをスパナに差し出す。
「ほら。」
俺がそう言うとスパナはカップを受け取る。
「γ、有難う。」
「あーどういたしまし、て?」
俺はつい疑問系になってしまった。スパナは滅多に笑わなくなて、今のスパナは、、、、口端を上げ頬を紅く染めていて・・・。
俺はつい、この笑顔にキュンとする。何だこのキュンは・・・ボスや姫の時と同じ分類だ。心臓が壊れた様に鼓動が激しい。顔や体が熱い。
俺はこの感情に耐え切れず、スパナを抱きしめる。
ガッチャン
「が、γ?」
足元にお茶がかかり、熱くて、痛い。それでも、離せなかった。スパナを。スパナはメチャクチャ熱かったのだろう、後ろに身を引いたけどな。
「スパナは可愛すぎるって。」
「・・・・可愛い?何処からそんな言葉が出てきた?」
相変わらず素顔じゃないな。俺はそう思いながらアハハッと笑ってしまう。スパナはその笑いムスッと頬を膨らませる。
「スパナは可愛いよ。お前の仕種とか・・・全て可愛い。」
「ウチは男だ。」
「分かってる。俺はスパナの事を愛してるから、性別関係なく、愛しくなるんだ。」
どんなに触れても、どんなに話しても、満ちる事は無い。
この可愛いさを知る欲は底が見えない。
「スパナは?俺の事を愛している?」
俺は問うとスパナの顔をジーッと見つめる。スパナは右に視線をずらしてしまう。
「・・・言わないと駄目か?」
「言って欲しいな。俺は結構ネガティブ性格だから、スパナの愛の言葉が欲しい。」
俺はそう言うと笑みを浮かべる。スパナは頬を染めながら、俺を見上げる。そう思ったら俺に近づき、俺の耳元で、消えそうなほど、風の囁きのように呟く。
「好きだよ。」
そんな恥かしがり屋なスパナに心が温まる。
心地良い温かみだ。
俺はスパナを耳元から離し、前髪を上げ、額にキスをする。
「俺もだ。」
「・・・うん。知ってる。」
俺はそれを聞くと、また抱きしめた。
スパナはやっぱり可愛い。そう思う俺は異常だろうか?
それでも、相手がスパナなら別に良いや。
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@言い訳@リクエスト内容⇒『γスパでスパナさんにメロメロなγさんの話』
スイマセン><スパナさんを可愛く書こうと思ったんですが・・・ただの馬鹿カップル小説に・・・。金魚はγが掬ったあの金魚です^^;赤猿・・・ゴメンネ。
お気に召し上がりませんでしたら、申しててください。
色々とスイマセン。失礼します。平成20年10月27日
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