此処は黒の教団の修行スペース。主に新人のエクソシストや怪我を負っていて戦いをしていなかったエクソシストのリハビリのために使われている。
そして今日は新人のミランダ・ロットーが今訓練中。
訓練は、零れている水をコップにはいている時の形に戻しそのまま保つと言う内容だ。
以外にその訓練は難しいのだろう。5分は持たない。でも記録は上がっている。
そう確実に。
【宿命と言う罰】
バシャッ!!
水が零れる音と同時に俺、リーバー・ウェンハムはストップウォッチを止める。
ミランダはその場でしゃがみ込む。
そして、息を荒くしで床を見つめる。
イノセンスは相当の体力を要する。だから、コレが今の限界なのだろう。
俺はタイムを持っていた紙に書く。
“4分56.78秒”
後4秒で5分。
俺はそう思いながらミランダに近づきながら
「お疲れ様。」
そう言う。そしてミランダと同じ目線になり
「5.46秒増えましたよ。この調子なら後2,3ヶ月後には正式にエクソシストになれるでしょう。」
俺は笑顔でそう言うとミランダは疲れた顔からうっすらと笑顔を浮かべる。
俺はミランダにタオルを渡す。
「今日はゆっくり休んで、明日まだ始めましょう。」
そう言うと立ち上がり持っていたもう一つのタオルで水を拭き取る。
「スイマセン・・・・わ、私が吹きます。」
「いえ、コレは俺が頼まれた仕事なんで。ミランダは部屋に戻って休んでぐださい。」
そう俺が言うとミランダは申し訳ない顔をしながらこの部屋を出る。
あぁ、何時かこのようにこの黒の教団を出る日が来るのか・・・。
エクソシスト。
それは神に魅入れた者達。
彼らは闇により現る禍々しきものを葬るために在る。
その『禍々しいもの』とは『AKUMA』の事。
『AKUMA』とは死者の魂と機会を融合した生きる悪性兵器。
あってはならないモノ。
分かっている。
これは彼女の宿命なのだ。
分かっている。分かっている。
「班長・・・・。」
暗い声で来たのはジョニーだった。
その手には資料があった。
「どうした・・・?」
「これ・・・。今日届いた報告です。」
そう言って俺に渡す。
俺はその資料を見て目を開く。
エクソシスト6名。
探索部隊 約142名
の死亡リスト。
宿命の果てがコレなのか?
いや・・・この書かれた者全員は頑張った。コレ以上無いってほど頑張った。
バジャッ!!
水が零れる。
俺は無意識にタイムを止める。
そして時間を見る。
“5分02.57秒。”
5分を切った。
ミランダは息を荒くしながら水を見る。
「お疲れ様。おめでとうございます。5分を切りました。」
そういつもの笑顔で言う。
ミランダは俺の方を向き嬉しそう微笑んだ。
この調子だと10分は過ぎ15分は過ぎ1時時間は過ぎと力を伸ばしていくだろう。
それは、我等黒の教団としでは嬉しい事だ。
でも、俺の心はそうでは無い。彼女も何時か、あの死亡リストに載るのだろうか?
「リーバーさん?」
彼女の一言で我に返る。
何可笑しい事を考えている。
彼女は生きるのだ。そして戦争に勝ち平和を噛み締めながら死ぬのだ。
でも、本当は――
「リーバーさん!!」
俺はミランダを後ろで抱きしめる。
でも本当は――
戦争に行かせたく無い。
彼女だけでは無い。あの小さき子供達も。
代わりに俺が行ければ良いのだ。
なのにそんな事は無理。
「少しだけ・・・このままで良いかな。」
「えっ・・・は、はい・・。」
「・・・有難う。」
俺はミランダの体温に触れる。
お願いだから、この体温は消えないでくれ。
あのリストに載らないでくれ。
平和になった世界で暮らしでくれ。
そして世界の色々な美しいモノを見てくれ。
本当は今すぐにしで欲しい。
でも無理。彼女の宿命はまだ終わってない。
本当はね、
「君の為ならどんなことだってしてあげたかったんだ」
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@良いわけ@
リバミラですよ!!書いちゃいました!(あわわっ)
何時かは書きたいなーと思って溜めていで忘れいた話ですw(←おいっ!)本当はミランダ視点でしたが・・・^^;
しかし、暗いですねー。何故こうも暗くなるんですかねー。でかセクハラ?(←おいィィ!!)
色々とスイマセンでした。 失礼します。 平成19年 8月16日
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