『人間』何で、滅べば良いんだ。


破壊の足音は


 『世界』を壊したのは『人間』。


破壊の足音は響き


 『人間』を苦しめでいるのは『人間』


破壊の足音は響き渡る。


 『人間』は『人間』を創る。


破壊の足音は―――


 俺は創られた。


―――今も響き渡る。


 俺は『ホムンクルス』。


【世界・人間】


 俺はお父様によって創られた。俺は人間では無い。

俺は『ホムンクルス』。


 俺は青空の下、歩いている。

昼すぎとあって、賑わいがある。俺はそれを気にせず、目的基地へ向かう。


 今日は、久しぶりの休み。

ホムンクルスの俺が、『人間』に恋をした。そして、付き合っている。

 
 でも、何故、好きになったのか分からない。


 『人間』は嫌いだ。


『人間』は自分の利益のために戦う。


利益・・・『楽しみ』『喜び』『快楽』『寝欲』『食欲』『性欲』。

 俺は若い外見とは違い、長く生きている。


 『賢者の石』。それは俺ら『ホムンクルス』の生命源。

『賢者の石』は多くの人間の精神で創られている。

 つまり俺は多くの人間で創られている。


 その多くの人間を犠牲にする『賢者の石』を創っているのは、『人間』。

『人間』は愚かな生き物だ。


 長く生きていると、良く分かる。


今も目を閉じれば、人間の愚かな行動が目に浮かぶ。


 目を閉じながら耳を澄ませば、あの時の音が聞こえてくる。


 軍の圧力を掛けられたと知った時の、人々。

軍が入り込み、紛争が起こるっと知った、絶望に浸る人々。

 紛争が始まった時、聞こえる聞こえる、音。


紛争を起こさせたくないと願う人々の運動。それを静まらす、一発の銃声。

    飛び散る、赤。


人々、軍は何が起こったのか分からず、静まり返る。そして、恐怖と怒りの絶叫。始まりの絶叫。

 軍 対 人々


 打ち合う銃声。打たれて飛び散る赤の音。人々の悲鳴。声を殺して、姿を潜める人々。紛争へと向かう人への叫び。圧倒的な力。何叫ぶ、声。親の名を泣き叫ぶ子供。人殺しに目覚めた人。


 周りは真っ赤。人々は絶望に立たされる。


 そこで俺ら『ホムンクルス』は人々に『賢者の石』の知識を与える。


 そしたら、人々は『賢者の石』を求めた。求めて求めて、軍も大人も子供も女も男も全部全部、賢者の石になった。

 その賢者の石を俺たち『ホムンクルス』が奪うんだ。そして、その人々の種族を潰すんだ。出来たのは『賢者の石』。残ったのは荒地。


 ははっ・・・人間は本当に愚かだ。俺たち『ホムンクルス』に操れると知らずにさ!アハハハッもう、お前らじゃ変えられないんだよ!アハハハハッ、あはははっ、もう、止める事は出来ない。この―――


「ジャン!待たせてゴメン!」


 我に返り、振り返ればソコには、俺の愛人が居た。

黒い髪をした成人男性。俺も男だ。


 本当に愚かなのは、俺なのかもしれないな。


「いえ、待っていないッス。」


 そう俺が微笑めば恋人もニカッと笑った。



 あぁ、この恋も世界も壊れる日が来る。


今も響き渡る。

        それは破壊の足音


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@言い訳@
 えーっと・・・書いてしまいました・・・ホムンクルス・ハボック!!いや、ハボックさんですよ>< このお題は最初、D,Gの方にするか、エンヴィーの語りにするか悩みましたが・・・結局、ハボックさんで^^;恋人はご想像にお任せします。正し、黒髪男性・・・・。失敗・・・orz
  では色々とスイマセンでした!  失礼します。  平成19年11月8日


背景画像提供者:Abundant Shine 裕様