また今日と言う日が来てしまった。


 俺はこの日が嫌いだ。


 何が楽しいのか。浮かれるこの日が、な。



【Valentine's Day To Tkiy Reever】



「今年も大量だねー羨ましい」


 机の上に乗っている大量のチョコを見てリーバーは手を擦る。本当にコイツが甘いのが好きで良かった。甘党は他にも居るが、ソイツが食ってる姿よりも、リーバーが食べてる姿の方が良い。

 リーバーは大量のチョコを数える。


「去年+5個?お前どんだけモテるんだよ」

「リーバーは貰ってないのか?」

「あ?あぁ、一応貰ったよ。義理チョコ2つ」


 リナリーとミランダな、とリーバーは袋を俺に見せる。まぁ、哀れを感じてだろうな。あるいは、いつも迷惑をかけているお詫び、だろうな。うん。そうだ。


「リーバー食べたら?」

「毎回スイマセンねー。でも、お前も少しは食えよ。さすがに可哀想だしな」


 リーバーはそう言うと大量にあるチョコの包みの中から一つ手を持ち、開ける。その中には明らかに市販に売っている奴じゃないチョコがあった。手作りだろうな。

 なんか知らんが、女は手作り拘る。重い、と毎回思う。リーバーはその内一つを口にする。


「うん。おいしい。愛情が篭ってるな」


 リーバーの幸せそうな顔を見れるだけで俺は満足だ。去年は色々とあったからな。何故かガラナチョコがあって、それをリーバーが食べて、あぁなって、こうなった。

 うん。今思い出すだけで顔が紅くなる。なのに、リーバーは去年の事など忘れている様にチョコを食べていた。


「お前よく食えるよなー去年あんな事があったのに」

「去年は去年。今年は今年だ」


 リーバーはそう言えば手の持っていたチョコを口にする。俺は何処か無神経なリーバーに溜息を吐き、目の前にある包みを空け、中に入っていたチョコを一つ食べる。

 前までは食えなかった。昔の古傷が甦るからな。大量に貰ったチョコを食べて鼻血が出たと言う・・・うん。あれは悲惨だった。

 リーバーを見れば次の包みを手にしていた。リーバーの周りを見ればまた食べ終わってない。


「お前、新しいのに行く前に全部食えよな。悪くなるだろ?」


 俺がそう言えばリーバーは一瞬ピクついた。


「あははっ、そうだな。まぁ、なんだ?アレだ。より多くのチョコの種類を食べたくでな!」


 リーバーは、あははっ、と笑い交じりに言うが・・・なんか怪しい・・・。明らかに何か別の理由がありそうだな。なんだ?

 俺は無い脳で考えるが、思いつかず・・・。何で何種類も食べるんだ?ん?何種類も?


「お前もしかして、ガラナチョコが入ってないか期待していたり、する訳?」

「なっ!なわけ無いだろ!ガラナチョコ?はぁ?何だそれ!知らんな。ガラナチョコなんで!ははっ、そんなのあってどうする?知らないし!ガラナチョコなんで空想上のモノだろ?大体、惚れ薬なんで無い訳だし、それイコール無いだろ?ははっ、本当にティキは何を言ってるのかねー」

「スゲー分りやすいな」


 俺は笑い交じりに言うとリーバーは顔を紅く染め、立ち上がる。


「別にそう言う訳じゃねぇからな」


 そう言うと台所へと向かった。本当に素顔じゃねぇーな。俺は空けたチョコを食べる。これは市販のチョコで、かなり美味しい。高いんだろうなーと頭の端で思った。

 リーバーが戻れば炭酸水が入ったベットボトルがあった。これを取りに来た訳ねー。まぁ、チョコで喉渇くだろうけど。俺はそう思い、鞄から茶を取り出し口に運ぶ。

 そして茶を口から離し、チョコを一粒、口に運んだ。


「で?ガラナチョコはあったか?」

「〜っ!!な、急に何を言うんだ!」


 その話しが終ったと思いこんでいたリーバーはまた顔を紅潮させた。本当に可愛いなー。


「別にガラナチョコ無くでも良いだろ?リーバーが求めればあげるし」


 俺はそう言い、立ち上がり、向かいに居るリーバーの口にキスをする。クソ甘い味が口内に広がる。

 リーバーの息があがった時に離し、リーバーの頬に触る。


「もう、リーバーは俺ので、俺はリーバーのだから、さ」


 竹馬の友?偽の兄弟?違うよ。俺たちはその先を進んだ、恋人なんだ。


 もう一度キスをするば、心までドロドロに甘くなる。


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@言い訳@
 まぁ、こんな話(ド殴)視点小説が書けなくなっている事に気付く?!もっとティキ視点にすればなー(遠い目)もっと長い小説になった筈!(ド殴:それ意外もあるだろうけどな)
 では色々とスイマセン。失礼します。平成21年2月15日



背景画像提供者:Abundant Shine 裕様