任務帰り。俺は愛しいスパナの為に日本茶を買う事を決め、店に入った。まぁ周りは嫌な目だけどな。そりゃぁ、金髪の外国人が黒い服―しかも肩には肩当?があるし―を着てる男性が、こんな店で日本茶を買ってるんだからなー。
何故に日本茶!?と言うギャップ?まぁ、それは置いといて。
俺はピンクのコーナーがあることに気付いた。英語で『バレインタインデー』と書いてある。俺はポケットから携帯を取り出し日にちを確かめれば、2/14だと知った。
あーそうかーバレンタインかー。俺の居るところのほどんとが野郎ばっかし、それにやる大切な人もいなかったし。
まぁ、バレインタインだ。ピンクのコーナーに行くのは気がすすまないが、あの可愛いスパナの為に何か買うか。(←※女性から男性の文化は日本だけらしい)
そう思い、ピンクのコーナーに足を入れた。
【Valentino To γ Spana】
スパナが作業をしている部屋。俺はそこに入る。いつもなら入り口の壁に寄りかかりながら気長にスパナの作業が終るのを持つのだが・・・今日は手に持つビニール袋に入っているスパナへのプレゼントを渡したくてうずうずしてるからな。
「スパナ、久しぶりだな」
「・・・変態が帰って来たな」
「おいおい、変態って;」
俺は変態か?そんな言葉が生まれた。俺はスパナが好き、以外健全だと思う。いや、まぁ、スパナが好きって言ってる所から変態なのかもしれないが;
俺はビニール袋を持ち上げる。
「日本茶を―――」がしっ
「有難うγ。γは優しい」
日本茶、と言う単語でお前はビニール袋の取っ手ごと俺の手を握るとこが出来るんですネ。俺はそんな言葉を飲み込んで、スパナにビニール袋を渡す。
スパナは目を輝かせながら袋の中を見る。そして日本茶を取り出す。その目が一層輝いているのが見えた。その目を俺に向けて欲しいンだけどなー・・・。
スパナは袋の中にもう一つある事に気付いた。見てるだけで反吐が出そうなピンク色の髪に包まれている物。スパナは首を傾げた。
「γってこう言うのが趣味―――」
「違ぇからな!包んでくれ、と言ったら勝手に店員がピンクにしやがったんだ!(←ピンクしか無かった。)」
俺は顔を紅潮しながら言う。スパナはジーッと包みを見る。
「それ、スパナへのプレゼント」
「ウチの?」
「そ」
俺がそう言えばスパナは包みを開け始めた。スパナらしいなー。ピンクの包みをビリビリやぶっている。でも男に似合わぬピンクなのに、スパナだと何故か合うんだよなー。何故かな。
スパナは箱を開くとチョコが並んでいた。
「今日、バレインタインだろ?」
何故かバレンタインコーナーにチョコしかなかった。普通は熊のぬいぐるみの一つある筈なんだけどな。本当ならタイヤの指輪とか買えばよかったんだが、安月給で買えないし、それ以前にあの店には宝石店が無い。
スパナは驚いた顔で俺を見る。そりゃそうだろうな。バレインタインでチョコって・・・今晩はこのチョコの様に甘い一時を過ごしましょう?なんで感じだからな。キザすぎるっての。
しかも包みがピンクだし。
「・・・驚いた。まさかγがジャポーネのバレンタインを知っていたとは」
「・・・?ジャポーネの?」
日本も何もあるかよ。何処かの宗教の神様の誕生日だろ?男女が愛を誓う日。んな日にジャポーネ特有の文化があるのかよ。本当にジェポーネはめんどくさいな。
「うん。ジャポーネでは女性から男性へチョコをプレゼントするんだ」
「・・・は?」
女性から男性へ?だからか。だからなのか!!だからあのピンクコーナーには女性しか居らず、なおかず店員さんや周りの人に白い目で見られたのは!!
「日本でのバレンタインとチョコとの歴史は神戸モロゾフ洋菓子店が1936年2月12日に、国内英字雑誌に『バレインタインチョコレート』の報告をしたんだ。1958年2月に伊勢丹新宿本店でメリーチョコレートカンパニーが『バレインタインセール』を行った。だが当時はあんまり売れなかったらしい。その後も状況は似ていた。1960年に森永菓子が新聞キャンペーンを行うなどで積極的に動き、今の文化が根ついたらしい。」
「・・・お前、なんでそんなに詳しいんだ?」
「goo wikipedia記事検索 で調べた(←まるっきり写し(ド殴))」
おいおい、著作権侵害じゃないか?それ以前に何こんな事を覚えるんだよ。俺は溜息を付く。そんな暇があれば俺の想いに気付けよ。
スパナは口端をクイとあげた。
「・・・γ有難う。でも、本来は女性から男性だけどね」
「へっ、俺はジャポネーゼじゃねぇからな」
俺がそう言えばスパナは口から飴を取り出し、袋に入れ、床に置いた。本当に、糖尿病になりそうだな・・・。
「最近では、逆チョコ、があるらしい。男性から女性へ」
フーンそれだったらあんな白い目で見ないで欲しかったな;それじゃぁ別に俺の勝手も良かったわけじゃないか。
結局、渡し方意味は同じなんだから。
「じゃぁ、俺とスパナは男同士だから―――まさかチョコだな」
「まさかチョコ?」
スパナは俺を見上げ首を傾げた。俺は自然に笑みを浮かべた。
「だって女性から男性に置くのが普通なんだろ?そして男性から女性に渡すのが逆チョコ。でも、異性同士だと予想外になる。だからまさかチョコだ」
「・・・屁理屈だな」
そうだな。でも、理論的にそんなチョコがあっても可笑しくないだろ?俺だけか?それに―――
俺はスパナの頬に触れ、顔を近づけた。
「それに、まさかチョコって、何か別の意味がありそうで良くないか?」
そう言えば俺はスパナの唇に触れる。スパナは拒まずに受け入れる。
まさかって別の意味がありそうだろ?モスカが好き。でも、まさかの俺が好き、みたいに。(←未だにモスカに勝てない男)
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@言い訳@
2月ところか、3月での更新・・・本当にスイマセン><心のどこかでγさんがヘタレなおかず、D,Gのティキさん化。つまり、馬鹿(ド殴)でも、ちょっと素顔なスパナさんが見れて良かったですw後はかっこいいγさんですね★(殴)
では色々とスイマセン。失礼します。平成21年3月1日
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