いつものように俺、ティキ・ミックは科学班室で独りで居るだろう俺の恋人のリーバー・ウェンハムの所に向かう。
科学班室前。
いつもの痛々しいペンの音はしてなかった。
【But dream 終わりに】
物音はしない。
音がしない。
声がしない。
俺は嫌な事が頭に走る。
そして、いつもリーバーがいる席へ行く。
そこにはリーバーが机の上で―椅子に座りながら―倒れていた。
右手にはペンが握られていた。
「リーバー・・・・。」
声が小さくなる。
俺はもっとリーバーに近づく。
リーバーの目からは涙が流れていた。
俺はリーバーの頬に触る。まだ温かい。
そしてリーバーの鼻の近くに手を移動される。
息をしている――。
なんだ。ただ寝ているだけか・・。
寝ているだけ?
涙を流しながら?声も出さず?
俺は両手をリーバーの肩に乗せ揺する。
「リーバー。リーバー。起きろよ。リーバー。」
どんなに呼んでもリーバーは起きない。
眉の筋一つ動かない。何だよ・・・ソレ・・。
「リーバー!オイっ!起きろ!!リーバー!!」
俺は声を荒げながら少し強めに肩を揺らす。
ようやくリーバーの眉間にしわが寄り「ん・・んん・・」と声を出す。
そしてリーバーは涙を流し続けた目を開ける。
「・・・って、うお!寝ていた!!」
リーバーはカバッと立ち上がる。
俺はそんなリーバーに安堵しながらも、怒りの気持ちが入っていた。
「ティキ、ゴメン!」
そう言いながらリーバーは振り向く。
その『謝り』は何に対しての『謝り』なのだろうか?
「なぁ。」
「・・はい?」
マヌケな返事をするリーバーの頬に右手で触れ、左手でリーバーの右手を掴む。
そして俺はリーバーのさっきまで流していた涙を舐め取る。
リーバーは一気に顔が赤くなる。
そして俺が一通りに涙を舐め取った後に俺は少し体を離しリーバーを見つめる。リーバーは顔を赤くしながら
「ティ、ティキ?!えぇ?急に何?!!」
リーバーのテンパリ気味な言葉が面白いが今はソレ所じゃ無い。
「お前さっき、うなされてなかった。」
「えっ?」
『えっ?』じゃねぇよ!何で自分に対してこうも鈍感なんだ?
「でも、泣いていた。俺と会う前までそうだったのか?」
ずっと苦しみを溢れ出すまで溜め込んでいた。
なのに自分でその溢れ出したモノもまだ溜め込んでいる。
溜め込んでいるその器を破壊するまでずっとそのまま。そんなの俺は嫌だ。
「それは―――」
リーバーは俺と目線をずらす。
尚も溜め込む?そんなの俺は許さねぇ。
俺はリーバーの手首を掴む。そして俺は歩き出す。
「部屋に戻るぞ。」
今のリーバーに必要なモノは休養だ。ゆっくりと体を休ませないと本当に壊れちまう。
「うん・・。」とギリギリ聞こえる声でリーバーは頷いた。
此処はリーバーの部屋。
俺はリーバーの服とズボンを脱がし―勿論、犯さないけどねv―近くにあった薄着に着替えさせ布団の中に寝かす。
そして俺はリーバーの指の間に俺の指をギューと握る。
「なぁ、リーバーってさクマが無い方がもっと可愛くなれるのにv」
「なっ・・・何を急に!!」
「まぁ、いつも可愛いけどな。」
「・・・そんな事言うな///《ポソッ》」
いや、本当の事さv今此処で犯したいぐらいにv(15禁発言?)
リーバーの握られている手は俺を握り返さずブルブルッと震えていた。
「何そんなに恐がっている?恐い夢でも見たのか?」
リーバーは俺の方に顔を向けながら目をずらす。
そしてリーバーは少し声を震わせながら
「ねぇティキ。今、この時は『時間』が動いている。」
「そうだな。」
「今、ティキと俺の『時間』はシンクロしている。」
「・・・?・・・そうだな。」
ようはアレだろ?今この時間はリーバーと二人きりと言う事だろv
何だよ。テレ隠しなのかv?
「本当はティキは俺以外の人と『時間』を過ごさないといけないんじゃない?」
俺はつい目を見開いてしまう。
何で言った?
「ねぇ、この『時間』は無駄じゃ無い?」
止めろ・・。
「俺といるよりも他の人と居た方が合理的じゃ無い?」
止めろ・・。
「俺はティキの『時間』を無駄にさせたくない。」
止めてくれ・・。
「ティキの『時間』はティキの――」
「ふざけるなっ!!」
時間?無駄?そんなの知るか!
俺はリーバーの側にいる。それは無駄にしている事にはならない!
「無駄無駄ってお前と一緒にいる時間が無駄って事か?俺はそう思わねぇ。お前と話している時間は大切に思っている!お前は違うのか?大切じゃ無いのか?」
俺はこの『時間』が好きだ。ずっとリーバーと一緒にいられる。リーバーの本当の笑顔が俺に向けられる。それが好きで好きで仕方なかった。
リーバーは作り笑顔で
「本当の事を言って良いんだよ?」
「本当の事?さっき言ったのが本当の事だ!」
「本当は心の中で思っているんじゃない?『俺の『時間』をこれ以上取らないでくれる?』て。」
何を言っている?そんな事は思わない。思っていたら『恋人』と言う立場にはならない!あの時の俺の告白は嘘だと思うのか?何故だ・・。
「俺は、ティキを苦しめたくない。ティキは俺に体温を与えてくれた。そんなティキを苦しめたくない・・・」
じゃぁ、自分は苦しめて良いのか?自分は壊れでも良いのか?いや違うだろ。
「じゃぁ、俺を苦しめたく無いんだな?」
「あぁ。そう――」
俺はそんなリーバーの口を塞ぐ。
リーバーは俺の胸板を叩く。が俺はこう見えてもノア以前に鉱山で働いているんだよ?コレで離れるタマじゃねぇ。
俺は少し息が上がった所を見図り、口を離した。
リーバーは力無く俺の方を『何故?』と言った感じで見つめる。
「さっきも言っただろ?俺はお前といる『時間が好きだ』って。俺からこの『時間』を奪われるのは苦痛なんだよ。何の夢を見たか知らねぇが俺はお前を手放す気はねぇ。」
俺はそう言うとリーバーの涙目だった目からより涙目になる。
俺は笑顔でリーバーを抱きしめる。
そしてリーバーは俺の背の腕をまわしギュッと閉める。
そして肩に濡れる感触がした。
「実は、夢をみたんだ。毎回似たような夢を見るけど・・・今日はティキ出て来た。ティキが『俺の時間を取らないでくれ』て言ってたんだ。」
リーバーは泣ききって、ベットで横になる。目はドロンと眠そうだ。
そんな中リーバーはそう語った。
「俺はそんな酷い奴じゃ無いぜ?」
「ハハッ。夢だから。夢は見ている人の精神状況で出来るからね。ティキは優しい。俺は知っているから。」
「なら良いけどな。」
さっきは握られる事が無かった手がしかりっと力強く握られていた。
とても、温かい。
「眠い・・」
「寝ろよ。」
「うん・・・。」
リーバーは頷くと目をゆっくり閉じた。
そしてすぐに規制正しい寝息が聞こえる。
もう俺はそんなリーバーを苦しめるような夢を見させたくない。
その溜め込まれている器を絶対壊せない。逆に身軽にさせたい。
何の苦しみも無い、『笑っている』事が普通にしてやる。
だから今だけでも
どうか安らかに眠ってくれ
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@良いわけ@
どうか安らかに眠って→どうか安らかに眠ってくれ に変更しました。
シ、シリアスですね〜。いや〜最高上のシリアスですよ〜。しかも、最後は呆気無いですよv
しかし・・まだ長い。シリアスで長い。そしてまだシリアス!(←さっきからシリアスしか言って無い!
この話は実は私が描いているティキリバの漫画をティキ視点にした奴です。
だた、『本当はティキは俺以外の人ち『時間』を過ごさないと〜』の所で漫画は終わってます《おい》
コレを参考に漫画を完成させますvとちみに漫画のタイトルは『but dream いつまで?』です。お蔭様で『dream』の単語を覚えられましたv(←おい!)
では色々とスイマセンでした。 失礼します。平成19年 7月26日
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