空を見上げた。

 いつだって眩しい太陽がそこにある。

 その眩しいの太陽を遮る様に手で隠そうとした。

 なのに、眩しかった。



 太陽何で消えれば良いんだ。




【Apolineo】



 今日もくそ暑い。俺はボーと保健室から校庭を見た。木と木の間に微かに見える校庭に生徒が走らされていた。

 学生と言うモノは悲しいねー。俺は学生をした事は大学しかない。走らされたりした事は無い。間違い無く俺だったらサボってたな。

 その時扉がガラガラと開いた。後ろを振り向けば、灰色髪のガキがブスリと俺を睨む様に見ていた。


 獄寺 隼人


「此処、野郎禁制だぜぇ?」

「はっ!知るかよ!」

「知らなかったら、教えてやろうか?」


 俺はニヤニヤしながら隼人の胸倉を掴み、少し腰を屈め見下ろした。それに隼人も負けずに俺の胸倉を掴む。本当にムカつく野郎だぜ。


「俺は他と同じ野郎じゃねぇ!」

「付いてりゃぁ野郎は野郎だ」


 俺はそう言うと隼人の胸倉を離した。離した手を隼人の俺の胸倉を掴む手の手首を握る。

 ギリギリと骨が軋む音がする程握れば隼人は手を離した。


「ッ!」

「俺は野郎を見ねぇ。そんでもってお前は女じゃなく、野郎だ」


 隼人は睨む様に見た。


「俺はお前にとって野郎じゃねぇ!」

「じゃぁオカマかぁ?」

「違うッ!!」


 隼人は顔を赤らめさせながら言った。俺はククッと笑った。


「何ムキになっているんだ?」


 あの日の様にお前は俺への尊敬は持っちゃ居ないだろ?あるのは憎しみだけ。殺し屋になり、この世が醜く思っている。否、それは俺の場合か?

 コイツはどっちかと言うと『認めて欲しい』と思っている。馬鹿だな。本当に。

 だから笑ってやった。んなぐだらない事が通用する世界じゃねぇってな。




「お前がどんだけ足掻いても――――俺はお前を認めないぜ?」




 勝てない。勝てる訳が無い。そして、これからずっと交わらない。

 だってお前は、殺し屋じゃないのだからな。今はツナの守護。


「何死んだ様な目をしやがる」

「俺は最初からこんな目だ」


 色んな死んだ目を見た事がある。あんなに綺麗だった目なのに、濁ってどうしようもない程に汚い。

 でも、死んだ奴よりも俺の目の方が汚いだろうな。

 隼人は手首を内側に曲げた。そして勢い良く外側に向け、俺の手を払うと今度は俺の両肩を掴んだ。


「俺はお前の言う通り認めて欲しいんだよ!」


 だろうな。ガキは大人に褒められたがる。自分の足で立っている様に見えて、立って居ない。隼人だって例外じゃない。

 隼人は俺をキッと睨みつける様に見上げた。


「俺は!」


 肩に乗せる手が後ろへと押し、また引っ張った。



「お前に他の男と一緒にして欲しかねぇんだよッ!!」



 俺はゆっくりと目を開くと、獄寺は俺を抱きしめた。


「お前がんな目をする度に俺は胸が痛ぇーし、お前が俺の事を他の奴等と一緒に扱う度に苦しいんだよ」


 抱きしめる手が強まるのを感じた。微かに隼人の体が震えていた。


「俺だけを見てろよッ!!!」



 愛してるから!



 ゆっくりと目を瞑った。そうすりゃぁ隼人の体温が恐ろしい程に感じた。




 太陽が嫌いだ。


 日陰に逃げても逃げても、俺を追って焼け尽くそうとする。


 太陽は要らない。





「お前と俺はつり合わないんだよ」



 太陽と影。どうせ無理なんだよ。



「俺は!シャマルとつり合うまで強くなってみれるから!」



 強いのはお前だ。俺は弱いからこそ、この世界に来た。

 馬鹿じゃないのか?

 でも、それを求めている自分こそが馬鹿だろうな。





「じゃぁ一生俺に溺れろよ」



 暗い闇の中。


 俺と太陽から逃げ続けれるか?


 闇の中、二人で、手を繋ぎ続けるか。



 隼人はフッと笑みを浮かべた。




「シャマルがそれを望むなら、俺は断らねぇ」


 俺はそれを聞くと汚れた目を開き、疲れた様な笑みを浮かべた。


 馬鹿だな。本当に。


 だがその思いはどっちに思ったのか、自分でも分らなかった。俺は静かに獄寺の背に腕を回した。




@落ちが無いのでオマケ(ド殴)@

獄「シャマル!俺はお前の事が好きだ!!」

シャ「・・・うぜー」

獄「なっ!人がせっかく勇気を振り絞って告白したのに!何だ、その三文字は!」

シャ「んな事で勇気を出すなら、さっさと保健室から出て行け」

獄「ふざけるな!男が男に告白する事がどれだけ勇気がある事が知っているのか!!」

シャ「はいはい。良ク出来マシタネ」

獄「ぶっ殺してやる!」

シャ「あ?告白した相手を殺すのか?そりゃついぶんと馬鹿げた話だな?」

獄「うるせぇ!!」

シャ「うぜー」

獄「テメェー!!」



 ドカンッ!!                   お・わ・りvV(ド殴)

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@言い訳@
 多分おまけをもう少し甘くすりゃぁ獄シャマだと思いますが・・・獄シャマはシリアスに行きやすいです。二人してシリアスですからね。
 家シャマは書きやすい。攻め年上書きやすいです(殴)年下受け二回しか書いてませんからねorz
 では色々とスイマセン。失礼します。平成21年7月6日




背景画像提供者:MECHANICAL
 asagi様