最近、書類しか見てないと思うぐらい仕事をしている。

でもあと少し。あと少しで仕事が終わるんだ。そして休暇を3日ほど貰って、コムイさんと・・・過ごす・・・。

 そんな計画を考えながら、仕事を進める。


 【心の穴】




 「リーバー君って最近、アレン君と仲良いよねー」


「はい?」


 此処は科学班室。

俺、リーバー・ウェンハムはカリカリッとペンを動かしながら、仕事拒否で来た室長、コムイ・リーと話をして居た。


 最初はいつもの『仕事、嫌だよ〜。』『してください。』『嫌だよ〜』『してください。』と話で居たが・・・急にお題を変えられたのが最初の言葉。

 そこで一気に冷ややかな空気が体中に染み渡った気がした。


 俺は目を見開いて後ろに居る室長を見つめる。

室長は微笑した顔をしていた。でも、その瞳はより漆黒色に染まっていた。


「・・・急に何ッスか?」

「だって、そうでしょう?最近、食堂とか資料室とかで二人の姿を見るし。」


 確かに最近、アレンと接触が多い気がする。たまたまアレンが食堂に居て、一緒に食って。アレンが資料を持っていくと言って持ってくれで・・・


 ただそれだけだ。


「ち、違います!何、誤解してるッスか?」

「どうかな。リーバー君がその気じゃ無くでもアレン君に流される可能性だってあるでしょ?」


 流される?流されたとしても、絶対に逃げる。逃げられないとして流されでも、その先でやる事は無いだろう。てか、流されないし。


「流される訳、無いッス!」

「ふーん。でもアレン君と一緒に居る時、僕には滅多に見せない笑顔だしー。」


 いや、ソレはアンタが仕事をしないからでしょ!!

逆に、室長だけに笑顔を見せるってどうよ?可笑しすぎるって!

 それに、俺は皆に平等にしでるつもりだが・・・まぁ、室長はアレだから。仕方無い。


「それは、仕事をしないからでしょ!」

「仕事・・・そう言えば、最近も仕事進めてるんじゃ無い?3日休みが欲しいって・・・しかも、僕が休みじゃ無い日に。」


 俺は少し目線をずらす。

誤解されでいる。確かにお互い休みの日に休みを入れるのが普通だろう。だが今は黒の教団が負けている。だからあえて休みの日をずらしたのだ。


 やっぱし、平和な世界をもう一度見たい。


  なのに、


「僕、もっとリーバー君の側に居たいよ!居たいために仕事だって頑張っている。」


 知っている。最近、室長は『勝利』を目指しで仕事に信念している。

   そんなの知っている。知っているからコソ、無駄にしたく無いのだ。


「分かっているッス。」

「分かっているなら何故?」

「室長の努力を無駄にしたく無いんッス!」


 嘘じゃない。 なのに、室長の瞳の奥が怒り色に染まっているよう見える。


「リーバー君はそうやって決めるんだね。」


 その冷たい言葉で目の前が真っ白になった。


決める?俺は、それが正しいと思ったのに、俺が、決め付けていた、だけ?


「そうやって・・・・って、リーバー君?!」


 室長が驚きで俺の両肩に手を乗せた時、俺は頬に濡れる感触がした。


 あっ、泣いてるんだ。


 俺はそんな自分の姿を見せたく無くで室長の手を避け科学班室から出る。

廊下を走り、自分の部屋へ向かう。途中人と会うが気にせず下を向きながら走る。


 そして自分の部屋に入り、ドアに寄り掛かりながら座った。



何、やってるんだか。

人は人の考え何で分からない。そんなの当然の原理。


 人の心は決して見られない。

ある、本にこう書いてあった。


 人と人の間には必ず壁がある。

そして、その壁には穴がある。

 その壁の穴は『信頼』で大きさが変わると。その穴が大きいほど、その人の奥まで分かる。狭いほど信頼せず表顔しか分からない。


 もう、コムイさんと俺の間に壁は無いと思ったのになー。まぁ、そんな人はそうそう居ないか・・。



 トントンッ


「リーバー君、ごめんね。」


 後ろから聞こえるのは涙声の室長の声。何回も何回も涙声の謝罪の声が聞こえてくる。


 「もう、謝らないでください。アンタはこの黒の教団で一番偉い人なんでしょ?そんな事で謝らないでください。」


 俺は涙を拭い立ち上がる。

   そして、ドアノブを握り回す。



 ねぇコムイさん。俺とコムイさんの間の壁の穴はまだ開いてますか?


 もし開いているなら、俺に見せてください。



この穴の向こうに見えるモノ


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@言い訳@
 えーっと・・・お題に繋がって無いですね・・。本当にスイマセン!
この二人は科学班室で一体何をしているのでしょうか^^;きっと、コムイさんは科学班メンバーに『班長は室長と一緒に過ごすために仕事をしたんですよ!』『休みを別々にしたのは、今の黒の教団の状況に影響を出さないようにですよ!』とか言われたんでしょうねw以外に鈍い二人さん。そしてフォローをする科学班w そんなのを書きたいですw(←説明が長い!)後、多分その本は無いです^^;(←おいっ!
 では色々とスイマセンでした。  失礼します。   平成19年10月8日


背景画像提供者:Abundant Shine 裕様