ねぇ、何で君は僕に厳しいの?


先ずコムイ従り始めよ


「ねぇ、何で君は僕に厳しいの?」


 リーバーの上司であるコムイ・リー室長は目を潤ませながら聞いてきた。

 それにリーバーは机をタンッと強く叩き答えた。


「仕事をしないからです」

「ひどーい!そんな理由で僕に厳しく?!」

「どっちが酷いんスか!」


 有無を言わずコムイの方である。

 コムイは頬を膨らませながら反論する。


「もー!リーバー君は厳しいんだから」

「仕事をすれば厳しくないんですけどね」

「リーバー君は分かってないよ!中国の歴史書にあるじゃないか!」

「何を?」



「『先従隗始』って!」



「・・・はぁ?」


 確かその話は・・・国を再建する為に隗(かい)って人に『よい人材を手にするにはどうしたら良い?』と王が相談する話だった筈。その時隗はある例え話をする筈だ。


ある国の王が千里を走る馬を買う為に召使に千金を渡した。でも召使は千金の内五百金を使って死んだ馬を買ってきてしまった。それに王は怒って『何故死んだ馬を買ってきた!』と聞いた。それに召使はこう言った。


『死んだ馬でも大金で買ったのです。生きた馬ならもっと高い値で買ってくれると思うでしょう。千里を越えてまで馬を連れてこない事はないでしょう』


 その予言通り一年経たずに馬が来た。

 そんな話をした隗が『優秀な人材を集めるにはまず(優秀ではない)隗を大切にしなさい』っと言ったのだ。

 それを王は信じ、隗に家を与えた。それを知った優秀な人はこぞってその国に来た・・・そんな話だった気がする。



「なんでそんな話を今出てくるんですか?」

「僕を大切にしなさいって事」

「何で?」


 別に欲しい優秀な人材はもうそろってるし・・・馬などいらない。他に今欲しいモノはないし・・・コムイを大切にして得られるモノはまずないと思った。

 コムイはニコニコ笑顔で答えた。



「僕を大切にすると、リーバー君を気持ち良くさせるよ!」


「・・・はぁ?!」


 気持ちって、はぁ?


「早い話がセ――――」


「言わせるか!!!」


 その後コムイはリーバーに酷く説教されたのは言われる事もない。

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@言い訳@
 本当にスイマセンorz多分内容違うかもしれません・・・でもそんな感じの話だと思います!興味が出た方様(あるいは本当の話を知りたい方様)はネットで調べるとすぐに出ます!かなり有名な話なんでしょうね・・・そんな話をこんな下ネタに使うとは(遠い目)(殴:最低だな!)
 では色々とスイマセン。失礼します。平成22年8月5日


背景画像提供者:Abundant Shine 裕様