「最近γの兄貴、小言が多すぎて女みたいだぜ!」
この野猿の放った言葉が最初だった。
小言
此処はスパナの作業場。相変わらずクソ暑くて、黙らずに汗が噴き出る。
そこに熱い程ご立腹な男が入って来た。ヒマワリの様に黄色い髪。深海の様な濃い青の瞳。電光のγである。
「おい、スパナ」
γの苛立つ声にスパナは後ろを振り向く。その顔には焦りなどない。ただいつもの無表情があるだけだった。
γはスパナに指を指す。
「お前が屁理屈を言うから俺は小言が多くなったんだ!」
「・・・γ、人に指を指すのはよくない」
「うるせぇー!!」
γは怒鳴りながらも即座に握り締めていた残り四本を開き、指と指の間をくっつけ、掌を上に向けスパナを指す。
それは『一緒に踊りませんか?』と誘っている様な感じだ。
「それにγが細かいだけだと思う」
「あぁ?そうか?」
「そうだよ。ウチがモスカに抱きついたりキスをしたりしただけで小言を言う」
「お前が異常なんだよ!」
γは顔を赤めながら叫ぶ。だがすぐに額に手を付け「あー」と落胆する。まだ小言を言ってしまった。
そもそも前までの己の性格がよく分かっていない。その為もはやこれは無意識なのだ。
「って納得できるか!お前がもっと普通に過ごしてれば俺は小言を言わずに済んでいるんだよ!」
「・・・γ、取り合えず落ちついたら?」
そう言ってスパナはのんびりにポケットから飴を取り出し、それをγに差し出した。
γはそれを受け取ると包み紙を開けて口の中に入れる。いちご味の甘さが口に広がった。
「まぁウチは小言が多いγは嫌いじゃない」
スパナはそう言うとγの胸へと抱きづいてきた。
胸辺りに頭があるスパナだが、横を向いている為少しだけ表情が見えた。スパナの顔には笑みが浮ばれていた。
γは苦笑いを浮かべた。
「嫌いじゃないって事は好きでもないってか?」
「その小言による」
「そうかよ」γはそう言うとスパナの背に腕を回した。
まぁ、小言から始まる恋だってある訳だしな。
――――でもやっぱし
「小言を言うって俺が姑みたいじゃねぇか」
「・・・そうだね。γはジャポネーゼ姑だ」
「おい」
――――少しは小言を無くしたい。
だけど無理だろうな、と思うγだった。
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@言い訳@
何が書きたかったのかorz(ド殴:毎回の事だろ!!)γさんはスパナさんの事が心配て・・・以前にスパナさんの行動にツッコミを入れざるを得ない性格だと良いと思います!苦労人!(ド殴)
では色々とスイマセン。失礼します。平成22年8月30日
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