紺碧の空。白い雲がゆっくりと流れる。

そんな空を、人口芝生の上で寝転がりながら見る。


 美しい。


 私はそんな空が好きだ。


 だが、美しい、を見ると胸が苦しくなる。


 【美しい モノ】

 「なぁーにやっているんッスか?」

紺碧の空の端っこから、ひょっこり、と出てきたのは紺碧の瞳を持つ青年。ジャン・ハボック。


 髪はやまぶき色に近い金髪。肌は白。


目の紺碧の面積は少ないはずなのに、何故かその色だけしか見えない。

吸い込まれそうだ・・・。


「空を見ていたのだ。」


 私はククッと微笑しながら言う。

ハボックは眉間にしわを少し寄せ、首を小さく傾げる。

 私はそのまま紺碧の空に視線をやる。


雲はさっきと変わらず、ゆっくりと流れる。

 そんな変わりない空の端っこで、ぼやけたやまぶき色と白肌色が動く。


 たが、私はそのまま紺碧な空を見る。


  美しい。


そう思った空は一気に、やまぶき色と白人の肌の色で染まる。

 そしてその色は近づき、





 唇と唇が触れる。





 触れるだけのキス。なのに、長く触れる。そして、離れる。

顔は近いまま。私は自然に紺碧の瞳と合う。

 目の周りは赤く染まっていた。


「俺が近くにいる時は・・・・俺だけ見てください。」



 あぁ。完璧に吸い込まれた。


君の、紺碧の瞳に。


 美しい。



 私はかつて、人を殺した事がある。

その光景を今でも覚えている。


 それから私は人に触れないよう、生きてきた。


だが、心と言うモノは不思議なモノだ。


 紺碧の空を隠す雲は、流れる。それと同じく、私の心も動く。


 ――どん底で見上げた空――


 だった一人しか居ないどん底。


空は変わらず紺碧色だった。

 木々は風に揺れ、子供は笑いながら走り、草花の芽は萌える。


 一人、ドン底。そんな中、一人、私を覗くモノ。



私は手を伸ばし、やまぶき色の髪を優しく撫でる。


 見上げた空。変わらず、雲はゆっくりと流れる。


 たが、私の心は変わった。


「すまない。ジャン。」


   一人の世界。手を伸ばせばほら、美しいモノがすぐ側に。


「愛しているよ。」


 次はどん底では無く、君と肩を並べて見よう。



    変わらぬ空を。


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@言い訳@
 ひ、久しぶりのキャグ意外のロイハボ・・・。シリアスにしようとしたのですが・・・切なく・・・。甘くも無い・・・orzいや、ロイハボですよ!いつもと違いますが、ロイハボです!ロイさんの名前、一回も出ていませんが、ロイハボです!(殴:必死すぎだ!!
  では色々とスイマセンでした。  失礼します。 平成19年12月8日


背景画像提供者:ECRU  トペ 様