原作番号71
あるパーティーが行なわれた日、クララと言う少女は老人から、クルミ割り人形を貰う。
しかし、人形はクララとクララの兄の奪い合いで壊れる。そして、直される。
12時の夜。
クララは起き、人形が置いてある部屋に行けば、クララは人形の大きさになる。そして、襲われ掛けているクルミ割り人形を助ける。
クルミ割り人形は起き上がり、凛々しい王子様となる。クララはお菓子の世界に招待され、旅たつ。
そして王子は女王にクララを紹介する。そして、宴が始まる。
この話は、クルミ割り人形と言う。今この部屋に鳴り響く曲は、花のワルツ、である。
デコレーションクリームの精が踊る、を表されているバレエの組曲。
【Valse des fleurs】
陽の光が差し込む。
聞こえる曲は、花のワルツ。僕はソレを聞きながら、一緒に寝ていた恋人を起こさないようにゆっくりと出る。
そして、ペットのサイトに腰を降ろす。
花のワルツに耳を済ませながら、クルミ割り人形の話を思い出す。
この曲はデコレーションクリームの精が踊っているのを表されている。
クララはこの後、元の世界へと戻る。
お菓子の世界とは、どんなに素敵な世界なのだろうか?
他人のはずのクララを温かく迎える。そして、宴を開く。
いや、もしかしたら、王子様を助けたからなのか?
「ん・・・コムイさん・・・?」
「あぁ、起こしちゃった?」
「いえ。」
恋人であるリーバー・ウェンハムは寝ぼけ半分で上半身を起こす。
しかし、体がダルいのか、すぐにうつ伏せになる。
「大丈夫?」
「・・・・無理ッス。」
僕はリーバーの腰を優しく撫でる。
「この曲・・・花のワルツ、ッスか?」
「うん。知っているのかい?」
リーバーは顔を上げ、ゴクッと落ちるように下ろす。
「意外だな・・・リーバー君が知っているなんで・・・。」
「・・・それ、どういう意味ッスか?」
「バレエ組曲とかクラシックとか知らないと思っていたから。」
僕はクスッと微笑みながら言うと、リーバーは口を尖がらせながら、知っているッス、と言う。
僕は腰を撫でる手を止めずに、
「僕、この曲好きなんだよね・・・。」
と呟くように言う。
僕は独り言のように続ける。
「お菓子の世界・・・行ってみたいなーと思ってね。」
「・・・そうッスか。」
「うん。お菓子の世界は、どんな世界かなーと思って。ソコには、家族があるのか。どんな世界なのか。世界は広いのか。お菓子以外あるのか。」
僕はずっと話を続ける。お菓子の世界への興味心をただ、言葉を並べながら喋る。それは、別にどうでも良い話。
僕が本当に、お菓子の世界に行ってみたい理由は、
「お菓子の世界には、争いは無いのか。」
撫でる手は何時の間にか止まっている。
布越しから感じるこの体温。お菓子の世界にもあるのだろうか?
全てが冷たいのだろうか?
――――ポツン
撫でる手の甲に落ちる液体。それは僕の涙だと気付くのにそんなに時間は掛からなかった。僕は撫でる手を目に当てながら、リーバーに背を向ける。
クララは、楽しかったのだろうか?
お菓子の世界は、現実世界よりも楽しかったのだろうか?
「コムイさん。」
それは、真後ろから聞こえた。体中に温かみが伝わった。
リーバーが後ろから抱きしめているのだと、気付くのに時間が掛かった。
「コムイさん、温かいッス。」
「体、冷えるよ。」
リーバーはシャツや下は着ているとはいえ、薄着だ。
「そうッスね。・・・ねぇコムイさん。俺はお菓子の世界は好きじゃ無いッス。」
「アレ?リーバー君、お菓子好きじゃ無かった?」
「そ、それはそれです!」
リーバーは頬を膨らませる。僕は可笑しくでクスックスッと笑う。
リーバーはムスッとしながら、
「俺は、この世界が良いッス。」
笑い声が止む。そして、目を見開く。ソレが見えないリーバーは続ける。
「俺は、コムイさんがいる世界が良いッス。もし、望めば・・・死ぬ時もずっと、一緒に居たいッス。」
それは、ゆっくりと言われた言葉。そして、最後らへんは微かに涙声だった。
お菓子の世界。それはきっと、理想の世界。誰もが望む世界。
キミは、宴を盛り上げる精じゃ無いよね?
リーバーの抱きしめる手は強くなる。
「一緒の世界に居てください。」
花のワルツの曲は終った。
それでもキミは、キミとして、僕と踊ってくれますか?
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@言い訳@
あれれっ?以外に悲しい話に・・・お題・・・全然合ってない・・・orz
曲は知っているのですが・・・詳しくは良く知りません。ネットで調べたのですが・・・間違っていたら、教えてください。そして、リーバーさんは薄着です!裸にするか悩んだのですが・・・薄着にしましだよ!!(殴:此処で書いちゃ意味無い!!
では色々とスイマセン。 失礼します。 平成19年12月13日
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