笑顔で笑う。
楽しくは無い。
目の前にあるのは、幸せ、と言われるモノだ。
なのに俺は、嬉しい、と思わない。
それは楽しく無いと言う訳だ。
笑顔で笑う。
嬉しくないのに俺はその、幸せ、を受け取る。
嬉しくない幸せは苦痛。
それを笑顔で笑う自分は、何だろうね。
【希望無き旅路】
「皮肉だね。多くの仲間を殺したお前と、こうして居るなんでね。」
俺、リーバー・ウェンハムはベットに寝転がりながら左手を伸ばす。自分の中で好きなのはこの左手。そして隣でタバコを吸うコイツも、俺の左手が好きらしい。
「・・・・皮肉って顔しているように見えないが?」
「・・・。」
俺は黙って伸ばした手をただ見つめる。タバコの煙を吐く音が聞こえてきた。
「俺、班長になるんだ。」
そう言うと、タバコを吸っていた、ティキ・ミックはタバコを消す。
そして俺を背を向けたまま、
「それで何?まさか、俺等に情報を教える気とかある訳?」
フザケタ感じで言った言葉だが、その周りの空気がビリビリッとした。それを望んでいないらしい。実際、望んだ所でシナリオにそんなに変わらないだろう。それほど、圧倒的と言う訳だ。
「教えねェよ。」
「じゃぁ、何?」
コイツは俺をただ、性欲を満たす人形としか見てない。個人的そう見える時点から可笑しいとは思うなが。
「祝いとして、欲しいのがあって。」
クスッと笑いながら言う。左手を上から目元へいき、目元を隠す。
「何だよ。」
ティキは不機嫌な声で言う。コイツはとこか貧乏性だ。まぁ、孤児だからもあるだろうが・・・。
でも否定はしないんだな。つまりは、叶えてくれる可能性があるという訳か・・。
俺は自然に笑みが浮かぶ。
「大丈夫。時間は掛からないよ。」
「だから、何だよ。」
「班長になる前に息の根を止めて。」
空気が凍りついたように静まった。自分の鼓動が激しく打つ。
もうね、人を安心させる笑顔を作るのに・・・疲れたんだよ。
こんな考え方だから、自分に見せる他人の笑顔が、言葉が、本当だと思えないんだ。
俺は一人ても生きていける。今までだってそうだ。俺はほぼ独学で化学式や計算式を覚えたと言っても良いほどだ。勿論独学と言っても、本を参考にしながらだけどな。
でも、独りでは生きていけない。
自分が進む道がどんな場所か分かる。きっとこのまま進むと、独り、の世界になる。楽しく無いのに笑顔を見せなければならない。苦痛をいっばい溜め込まないといけなくなる。
―――たった一人の旅路―――
先には、独り、の道しか無いんだよ?
「手放すかよ。」
俺は目を開く。
「俺を犯している時よりも、より激しい快楽が手に入るんだよ?」
お前の求めているのは、快楽だろ?
「んな快楽、お前の仲間で味わった。お前は俺の人形なんだ。簡単に手放すかよ。」
それは、ティキの敵である俺への侮辱的言葉。
侮辱的言葉だからなのか・・・目から温かい液体が流れた。
「・・・俺は、苦しいだけなんだよ。」
そう言うと、ティキが俺に近づいてくる。
そして、唇と唇が触れる。そんな甘いキスだけじゃ終らないのが、コイツだ。
俺の口内にスルリと舌を入れてくる。そして、俺の舌を器用に動かす。その間に俺の左手を押さえ、目から離す。
深いキスが終ったかと思ったら、今まで俺の口内を犯していた舌で俺の流した涙の痕を舐めた。
「苦しいなら、俺が快楽に変えてやるよ。」
ティキはニヤと笑う。
あぁ、やっぱし・・・俺の旅路の先は、独り。あるいは、死、だろう。
それでも、お前に殺されるなら、良いかも知れない。
「快楽ねェ。お前がくれるなら、受け取ってやるよ。」
好きな左手はティキの手と絡めている。
この手も何時かは―――
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@言い訳@
ティキリバ!!もう、ハマっていますww連載がありますが・・・それとまだ違う話。優しく無いティキXツンデレリーバー ですwん?ツンデレ・・・なのか?(殴:知るか!!)てか、優しく無いって《笑》(殴:じゃぁ書くな!
色々とスイマセン。 失礼します。 平成19年12月19日
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