「室長。」
ユラと入ってきたリーバー君。その手には箱を持っていた。僕はリーバー君を見上げる。その時、コーンコーンと鐘の音が鳴り響いた。
今日と言う日の終わりと始まりを告げる音だった。
【コムイ誕ss】
「おめでとう、おめでとう、おめでとう、おめでとう、ございます!」
リーバー君は連続でそう言うと、息を荒くする。息きれだろう。僕はリーバー君の急の言葉で首を傾げた。
だって、急に言われた言葉なんだもん!おめでとう、なんで!何におめでとう?
リーバーは息を整えたのだろう、ニコリと笑みを見せる。
「誕生日おめでとうございます。コムイさん。」
そう言われて初めて今日が僕の誕生日だと知った。リーバー君は僕の机の上に箱を置く。箱には蝶結びされたリボンが結ばれていた。
「これ、ジェリーさんと俺が作ったケーキです。後、このリボン、俺が結んだンス。」
「えっ、リーバー君が?!」
僕は改めてリボンを見る。形が歪だった。リーバー君は蝶結びが出来なかった。子供の頃も化学式や数式を教わっても蝶結びは教わっていなかったらしい。
そんなリーバー君が蝶結びを結べるようになって・・・なんか、涙がでる・・・。
「でも、なんか、解きたくないなー。」
「別に解いても良いでしょう。だって、俺がいつでも結びますから。」
リーバーが平然と言う。まぁ、そうかもしれないけどさ!リーバー君はもたもたする僕にイラついたのか、蝶結びのリボンを解く。
「あっ!」
「蝶結びが崩れるのとケーキが腐らせるのなら蝶結びが崩す方が良いでしょうが。」
リーバーは呆れ顔で言う。僕は頬を膨らませながら箱の中を開ける。そこにはチョコレートケーキが入っていた。
「有難う。」
僕が笑顔で言うと、リーバーも笑みを見せた。
「いえ。」
「ねぇリーバー君。リボンを体に結んでよvV」
僕がそう願いをするとリーバーは首を傾げながらリボンを持ち僕の手に違う手で握る。
僕は、はっ、とする。リーバー君は僕にリボンを結ぼうとしている、と!
「違うよ!僕じゃなくて、リーバー君自身に結んでよ!」
「はぁ?何でですか?」
本気で分かってないようだ。まぁ、リーバー君は純粋だからなー(遠い目)
「リーバー君自身にリボンをして、俺がプレゼントッス!!、とか言ってほしぐはっ!!」
「アンタは馬鹿スよね?絶対に馬鹿だ!!」
リーバー君はようやく分ったのか、顔を紅潮させながら僕を殴る。かなり痛いよー。リナリー。
「んなの言って・・・んなの言わなくでも、俺はアンタの・・・・」
「俺はアンタの、何?」
「・・・・知りません。もう。」
「ええ。教えてよ。」
僕は顔をずいとリーバー君に近づける。リーバー君は茹でたこのように真っ赤かだった。それが面白く、クス、と笑う。
「言いません。」
「酷いなー。」
「何度言っても言いません。」
リーバー君から言い出したのに・・・そんな恥かしいなりやのリーバー君ホレたんだけどね。
「いつか、言わすから。」
可愛い可愛いリーバー君。大好きだよ。そう心で呟き、今度は口に出した。
@言い訳@
コムイさん誕生日おめでとう!!!もう、ギリギリですね・・・スイマセンorz一日で書いた、どうしようも無い小説です・・・。間違いだらけです。本当にスイマセン><フフッ・・・蝶結び出来なかったら良いなーとか思ったり・・・。
では色々とスイマセン。失礼します。平成20年6月13日
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