此処はあいも変わらず眠そうで切羽が詰まっている科学班フロア。

 そこでジョニーは新しい教団の団服のラフを描いていた。


「完成〜。」

「どれどれ、見して。」

「はい、どうぞ・・・って、え?」


 ジョニーが見せた相手は赤毛の髪を持つエクソシストのラビだった。ジョニーは慌てては奪い返そうとするが、ラビはスラリと避け、逃げる。ジョニーはラビを追う。


 時を同じくして、同じ科学班フロア。

 リーバーは一日の睡眠時間3時間と言う過酷な三日間の末、ようやく完成させた書類たち。リーバーは達成感に浸っていた。それと同時にコムイ室長に渡す時間を考えていた。

 今すぐが良いか?いや、さっきいっばい判子を貰いに行った後だ。もう少し休憩してから判子を貰いに行こう。そしたらすぐに直帰できる。など考えていた。

 そして、ラビとジョニーの追いかけっこの音がリーバーに近づいてきた。


「返してよ!ラビ!」

「おいおいっ、喧嘩か?」

「おう、リーバー!新しい団服さ!あ、ユウの団服かっこいいさ!クロちゃんは―――と。」

「だめぇぇぇぇっ!!うわっ!!」


 そう言うとジョニーはラビの服を掴んだ、が、勢いがあまり、転んでしまう。そしてラビも後ろへと倒れる。

 後ろへ倒れる時、リーバーの三日分の書類とインクにラビの手がかけてしまった。


 そのまま落とす。


 書類もラビもジョニーもインク塗れになってしまった。


「ああああっ!!」


 班長は慌てて書類を取り上げるが、インクで計算式が潰れてしまった。


「イテテテッ。リーバーごめん!」

「・・・ラビ、ジョニー・・・。」


 リーバーは立ち上がり、ラビとジョニーを見下ろす。リーバーの後ろに鬼が居るような錯覚してしまうほど、ドスがきいていた。そんなリーバーにラビとジョニーは身を後ろに下がった。


「取り合えず、実験室に行こうか?」

「「・・・・はい・・・」」



【A Sermon】



 此処はどある実験室。

 そこには珍しく怒るリーバーと正座をするラビとジョニーの姿があった。リーバーは手を組み、正座をするラビとジョニーを見下ろす。


「で?ラビが団服のラフ紙を持って逃げて、ジョニーが追いかけて、ああなった、と?」


「「・・・はい。」」


 リーバーは笑みを浮かべさせているが、その目は完璧に笑ってない。それところか、空気がビリビリしすぎている。


「あの書類は、俺が三日もかけて解いた書類だ!」

「・・・てかさ、そんなに大事ならさ、さっさとコムイに見せれば良いじゃん。少しずつとかさ。」

「ちょっ、ラビ!」

「ほぉー。何?ラビ、お前、俺に口応えするのか?」

「口応えも何も、正論を言ってるだけさ。」


 ラビの言葉にジョニーはビクビクしながらリーバーの顔色を伺う。そのリーバーはニコーと笑みを浮かばせる。その笑みにラビは緩んでしまった。

 その時、リーバーはラビの頭を鷲掴みをし、床に勢いのまま押し付けた。それだけにならず、グリグリとタバコの火を消すかの様に押し付けながら左右に動かす。

 そしてラビの頭をあげる。ラビは鼻を打ち、鼻から血が出る。


「何するんさ!」

「書類って言うのは、一緒に提出しなきゃイケナイのもあるんだよ!」


 リーバーはラビの頭から手を離す。さっきの様子を見てジョニーはガクガクと震える。ラビはそんなジョニーに小さな声で耳打ちをする。


「なぁ、班長って・・・ドメスティック・バイオレンスさ?」

「・・・班長がキレたら何するか分らないからなー。あえて否定はしないよ。」

「ほら、まだ振られたいか?俺はただ、説教、をするだけだ。」


 それ説教じゃなくでお仕置きになってるさ!、とラビは心の中で思ったが、あえて言わなかった。言ったら、間違い無くまだ何かされる。まぁ、結局はラビやジョニーが追いかけっこしたから悪いのだ。

 普段は優しい人なんです。班長は。


「大体、お前等は幼稚園か!てか女子か!あんな書類を見せられただけで!」

「「・・・スイマセン。」」

「どんだけ俺が短い睡眠の中頑張ったと思っているんだ!」

「「・・・スイマセン。」」

「大体、一週間で終らせろと言っておきながら、逃げる、とかの行動するあの人は何なんだ!」

「「・・・スイマセ」それは俺等じゃなくで、コムイの悪口さ。」


 まだラビは口出しをしてしまった。正論なのだが・・・。それでもそれは、口応え、しかならない。

そしてリーバーは笑みを浮かべたままラビの頬を叩いた。ラビはさっきよりも軽い事の一発に、頬を触る。たが、これで終る訳が無い。


「はっ。悪いかよ。うさぎ。犯すぞ。」


 その冷ややかな目にうさぎ発言に犯すぞ発言で精神が沈んだ。以外に傷が深かった。あのいつもは優しい班長のR15禁に匹敵する発言に暴力を振って、精神が可笑しくなるのだ。


「続けるぞ。」

「・・・はい。」

「お前等は普段から落ち着きが無い!もう、18歳と25歳なんだから、少しは落ち着きを持て!」

「「・・・スイマセン」」

「大体、18歳って言ったら、精神が独立し、何をして良いか、悪いかが分る年頃の筈だ!しかもラビは時期ブックマンになるんだろ?そんなんでどうするっ!!」

「・・・仰る通りです・・・。」

「ジョニーも!25歳って言ったら20代後半だぞ!本来なら後輩の面倒も見なくちゃイケナイ年なのに、書類を見られたから返して〜、とか言って追いかけっこをするのは駄目だろっ!」

「スイマセン!」


 リーバーはラビとジョニーの沈む姿を見て溜息を吐く。



「まぁ、俺も、不注意していたのは悪かった。これで説教は終わりにする!」

「本当さ?」

「あぁ。」


 ラビとジョニーは顔を合わせる。口応えしなければ、床に押し付けられる事も叩かれ恐い一言を聞かずに済むのだ。


 っと、そんなまとめで終らないのがスイッチが入ったリーバーだ。



「それじゃぁ反省の証として、靴を舐めて貰おうか。」



「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」」



 リーバーは本気で言ってるようで、椅子に座り、足をラビとジョニーに向ける。

 ラビは立ち上がる。


「冗談じゃないさ!何で俺がそんな事しないと駄目なんさっ!!」

「○月×日。ラビは風呂場に入るが、一人になった事を確かめると女湯を―――」

「はい!喜んで舐めさせてもらいます!」

「・・・ラビ・・・。」


 それからジョニーとラビは――――。



「あーあ。書類のやり直しの前に寝よ。ラビもゆっくりと休めよ。ジョニーは一区きり良いならちゃんと休め。倒れたら困るからな。」


 リーバーは何時もの優しいリーバーに戻っていた。その肌は何処かスペスペだった。そのままリーバーはご機嫌に研究室を出る。


「なぁジョニー。」

「何だい?ラビ。」

「書類勝手に見てごめんさ。」

「こっちこそ、大人気なかったね。」


 そして二人はリーバーと間逆でフラフラしながら研究室を出る。


 それから少しの間、ラビはリーバーの近くに寄れなかったと言う。


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@言い訳@リクエスト内容⇒『班長ブチギレ(もしくはスイッチ入った状態)で説教科学班+エクソシスト』

 スイマセン!結局は靴舐めプレーorz逆にドSがする事はこれぐらいしか分りませんでした・・・。そして、最終的に説教じゃなくなってますね。ラビさん覗き魔ですね。班長壊れてますよね。(ド殴)
 気に入らなかったら申しててくださいm(_ _)m
 では色々とスイマセン。失礼します。平成20年8月14日


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背景画像提供者:MECHANICAL
 asagi様